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帯の秘密、知りたくない?

高いそうめんは本当においしい? 揖保乃糸の7グレードを食べ比べ!

みなさまこんにちは! ペパーミントです。暑い日が続いていますね。夏は食欲がグッと衰退気味になりますが、そんな時期でもそうめんだけはツルッと食べられちゃいます。中でも、「揖保乃糸(いぼのいと)」のそうめんが好き! 説明不要かもしれませんが、「揖保乃糸」は兵庫県揖保川の流域で生産されている手延そうめんのこと。そうめん界を代表するブランドですよね!


しかし……知っていますでしょうか。みなさんが普段スーパーで買っている揖保乃糸は、揖保乃糸の中でも最安のランクであることを!!!

揖保乃糸にランクがある?

揖保乃糸とひと口にいっても、実はこんなに種類があるんです!


お気づきでしょうか、帯の色が違うことに。

揖保乃糸には、小麦粉の質や原材料、麺の細さ、製造時期などの違いによって、いくつかの等級があるのです!
左から「太づくり」「上級」「熟成麺」「播州小麦」「縒(より)つむぎ」「特級」「三神(さんしん)」。右にいくほど値段が高くなります。スーパーでよく見るのは赤い帯の「上級」。少しキャラが違う「太づくり」を除くと、実は一番安いものだったんですね。

では1つひとつの揖保乃糸の特徴を詳しく見ていきましょう。

太づくり

・太さ/麺の長さ 1.10〜1.50mm/19cm
・1束の本数/重量 約270本/80g
・製造時期 5月・9月
・参考価格 1束 約120円

太づくりという名前からもわかるように、揖保乃糸の中で唯一太麺に仕上げてあり、その太さは定番「上級」の約1.5倍。少し太くすることにより、心地よい歯切れのあるそうめんになるそうです。原料に北海道の広大な大地で育った「きたほなみ」を使用。ほかの6種類とは少し趣向が違うようですが、どんな味わいなのでしょう?

上級

・太さ/麺の長さ 0.70〜0.90mm/19cm
・1束の本数/重量 約400本/50g
・製造時期 10月〜翌4月
・参考価格 1束 約123円

さてここからは、一番下の等級から順にご紹介。まずは「上級」です。今回購入したのは「揖保乃糸 お試しそうめんセット」という、「上級」「縒つむぎ」「特級」がセットになったもの。食べ比べるにはピッタリですね!
普段スーパーなどでよく見かける揖保乃糸は、ほとんどがこの赤帯の上級。
全生産量のおよそ85%を占めている主力商品とのこと。伝統製法を生かして、熟成と延ばしを繰り返し、11工程を経て作り上げるそう。ランクでは一番下ですが、揖保乃糸のこだわりはしっかりと詰まっています。

熟成麺

・太さ/麺の長さ 0.70〜0.90mm/19cm
・1束の本数/重量 約400本/50g
・製造時期 12月〜翌3月
・参考価格 1束 約133円

下から2番目は「熟成麺」。こちらの熟成麺は木箱入りで、どことなくゴージャス感あふれる金色の帯です。揖保乃糸の職人技の伝承を目的に誕生したそうめんで、厚生労働省認定の国家資格である「製麺技能士」有資格者が心を込めて作り上げている逸品。製造後は1年間、ゆっくりと熟成させているとのこと! 熟成させたそうめんは、コシが強く舌触りもよくなるといわれています。楽しみ……!

播州小麦

・太さ/麺の長さ 0.90〜1.10mm/19cm
・1束の重量/本数 約300本/50g
・製造時期 11月〜翌3月
・参考価格 1束 約142円

商品名のとおり、兵庫県の播州地方で作られた小麦を使っているのが特徴のそうめん。粘りが持ち味の品種「ふくほのか」と、弾力性のある超強力の小麦「ゆめちから」をブレンドすることで、もちもちとした食感を実現しているんだとか。
ほかのものに比べてやや太麺のようです。

縒つむぎ

・太さ/麺の長さ 0.70〜0.80mm/19cm
・1束の本数/重量 約400本/50g
・製造時期 12月〜翌3月
・参考価格 1束 約142円

ここからはどんどん麺が細くなっていきます。基本的に、麺を細くしていくのには技術が必要なため、細さが等級に比例していくのでしょうね。この縒つむぎは、国内産小麦だけを使用したそうめん。紫色の高貴な帯に巻かれています。程よい弾力と、絹のような肌触りを持つそうめんなんだとか。

特級

・太さ/麺の長さ 0.65〜0.70mm/19cm
・1束の本数/重量 約480本/50g
・製造時期 12月〜翌2月
・参考価格 1束 約154円

組合が選抜指定した熟練製造者のみが、厳寒期(12月〜翌2月)に作る、揖保乃糸で2番目に等級の高い「特級」。そうめんは寒い時期に作られるほど美味になるといいますから、製造時期が限られているのが等級の高さの秘密かもしれません。上質の原料小麦粉を使用しており、さきほどの縒つむぎよりもさらに細いです。一番贈答に用いられる商品なんだとか。

三神

・太さ/麺の長さ 0.55〜0.60mm/19cm
・1束の本数/重量 約550本/50g
・製造時期 12月下旬〜翌2月上旬
・参考価格1束 約270円

そしてこれが揖保乃糸の最上ランク! 上質の原料小麦粉を使用しているだけでなく、組合が選抜指定した数軒の熟練した製造者にしか作れないうえ、製造時期が12月下旬〜翌2月上旬と特級よりもさらに短め。そして麺ももっとも細いです。製造量は揖保乃糸全体のごくわずか。1束ずつ紙でさらに包装されています。また値段もドーンと跳ね上がります。

揖保乃糸を等級別に食べ比べ!

さて、すべてのラインアップをざっとご紹介しましたが、味の違いはどうなんでしょうか? 正直なところ、そうめんにそこまで違いはないだろうと思っていますが……?

今回は等級順に2種類ずつゆでて、順番に食べていきます。

揖保乃糸が教える「冷やしそうめん」のゆで方

というわけで実食に移りたいのですが、まずは作り方からご紹介。揖保乃糸のサイトに載っている「冷やしそうめん」のレシピが少し変わっていたので、この方法で試してみました。

まずはお湯を沸かして……。


1. そうめんの端から約2cmのところを調理用のヒモで結びます。

結ぶ!?

結ぶ!?

2. そうめんは1分30秒〜2分ゆで、ザルにあげて清水でよくもみ洗いをし、最後に氷水にさっとつけて水気をきります。

間くらいをとって、ゆで時間を1分40秒にしてみます

間くらいをとって、ゆで時間を1分40秒にしてみます


3. 結んだままのそうめんを器にのせ、料理バサミで結んだ部分を切って氷と一緒に盛り付けます。

なるほど……結ぶことで麺がからまらず、水の流れのようなまっすぐなそうめんになるのですね! きれい〜♪

なるほど……結ぶことで麺がからまらず、水の流れのようなまっすぐなそうめんになるのですね! きれい〜♪

4. めんつゆ、薬味でそうめんをいただきます。

今回準備したのはこちらのそうめんつゆ

今回準備したのはこちらのそうめんつゆ

薬味もたっぷり準備して……。


薬味があると味がわかりにくくなってしまうので、食べ比べ時は使わずに、後で完食するときに使いました。

まずは「太づくり」&「上級」

では、さきほどゆでた「太づくり」と「上級」をいざ実食!! 今回はそれぞれのそうめんを、見た目、歯ごたえ、のど越しのよさ、麺の味の濃さといった項目で★5を満点として評価していきたいと思います。

左が上級、右が太づくり。太さはもちろん、色もかなり違いますね

左が上級、右が太づくり。太さはもちろん、色もかなり違いますね

■太づくり
コシと歯ごたえがすごい! そうめんというか、ひやむぎに近いような感じで、もちもちとしていて食べ応えがかなりあります。もはやそうめん……とはちょっと違うような気さえしてきますが、そうめんよりも腹持ちがいいかもしれません。

・見た目     ★☆☆☆☆
・歯ごたえ    ★★★★☆
・のど越しのよさ ★★☆☆☆
・麺の味の濃さ  ★★★☆☆

■上級
ほんのりと塩気を感じるこのそうめんは、まさに食べ慣れたあの味! 「ザ・揖保乃糸」という感じです。ツルっとしているのど越しで、かみ応えもある麺。するする食べられちゃいます。ちゃんとコシもあって、これが一番下の等級だとは思えません。

・見た目     ★★☆☆☆
・歯ごたえ    ★★★☆☆
・のど越しのよさ ★★★☆☆
・麺の味の濃さ  ★★☆☆☆

「熟成麺」&「播州小麦」


色が全然違いますね! 播州小麦のほうがやや黄みがかった色をしているようにも見えます。

■熟成麺
プルプルツヤツヤ。とにかく麺がゼリーのようなこんにゃくのような、すごいみずみずしさがあります。コシと歯ごたえが独特で、これが1年間熟成させたすごさですね。舌触りがよく、ツルツルとすごい勢いで食べてしまいます。ペパーミント的にかなり好きなのど越しでした。

・見た目     ★★★★☆
・歯ごたえ    ★★★☆☆
・のど越しのよさ ★★★★☆
・麺の味の濃さ  ★★☆☆☆

■播州小麦
もちもち感がたまりません! 印象としては上級に近いような雰囲気がありました。しかしやっぱり使用している小麦にこだわりがあるだけあって、麺だけで食べてみると、少しほかの揖保乃糸とは違う小麦の風味がありました!

・見た目     ★★☆☆☆
・歯ごたえ    ★★★☆☆
・のど越しのよさ ★★☆☆☆
・麺の味の濃さ  ★★★☆☆

「縒つむぎ」&「特級」


■縒つむぎ
独特の歯ごたえ、かみ応えのある麺。コシもあるのにツルツル! 舌触りがなめらかです。太さも適度にあってこれぞそうめん、という印象。国内産小麦だけを使用しているからか、もちもちとした弾力が特徴的でした。

・見た目     ★★★☆☆
・歯ごたえ    ★★★★☆
・のど越しのよさ ★★★☆☆
・麺の味の濃さ  ★★☆☆☆

■特級
麺が細く、ゆで上がったものを見ているだけでウットリする美しさがあります。麺自体にすごくツヤがあるのが伝わりますでしょうか。のど越しがよすぎます。思わず「おいしい」と声が漏れます。しっかり歯ごたえもあるので食べ応えもバツグン。上からの2番目というのもうなずけます。

・見た目     ★★★★★
・歯ごたえ    ★★★★☆
・のど越しのよさ ★★★★☆
・麺の味の濃さ  ★★★☆☆

最後は単品で、「三神」を……

ラスボス感あります

ラスボス感あります


■三神
おおぉ……これはなんと繊細な麺でしょう……。見た目が宝石みたいにツヤツヤしていてすごい。特級と同じく、見てるだけでもなんだかウットリしてしまいます。麺が細いため、歯ごたえはやや特級のほうがあった印象ですが、繊細さという面では三神のほうが勝っている気がしました。のど越しも非常によく、ツルツルとどんどん食べてしまいます。細い分、1束に550本も入っているのですが、ちゅるるんと吸い込まれていってあっという間! なんでしょう「おそうめん」といいたくなります。

・見た目    ★★★★★
・歯ごたえ    ★★★★☆
・のど越しのよさ ★★★★★
・麺の味の濃さ  ★★★★☆

上位のそうめんは明らかにおいしかった!

正直「そこまでそうめんに違いなんかないでしょう!」と思っていましたが、上位のそうめんは明らかにめちゃくちゃおいしかったです。ゆで上がったときのツヤも違いました。
うまく伝わっていないかもしれませんが、上位ランクに行けば行くほどに、とにかく上品さと気品が高まってきます。たかがそうめん、されどそうめん! そんな印象です。
素材と時期にこだわり、手間暇をかけて熟練の製造者が作ったものは、芸術品の域にまで達してる気がしましたよ……。


大量にそうめんを購入してしまったので、保存方法についても調べてみました。通気性がよく、直射日光があたらない場所がいいようです。今年はかなり暑いので、ペパーミントはパックに入れて冷蔵庫で保管しています。

気になった方はぜひぜひ私のように食べ比べてみてください! この夏、いつもよりも上位のランクの揖保乃糸で、リッチな夏をお過ごしください♪

ペパーミント

ペパーミント

都内を中心に活動するミュージシャンです。歌ったり作ったりしています。よろしくお願いいたします! http://www.peppermint-web.net/

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