最近、ネットで話題となっていたこちらの商品、ご存じでしょうか?
「もみもみホットケーキミックス」!
若干、脱力系なネーミングですが、ありそうでなかった画期的な商品として注目されているんです。
ご家庭でホットケーキを作ろうと思ったら、ボウルやおたま、計量カップなど、これくらいの洗い物が出ちゃいますよね。
このほかにも、フライパンやフライ返しもあるし……ホットケーキを作るのは楽しいけど、後片付けが面倒くさいんだ
そんなホットケーキ作りを、パッケージの袋の中&フライパンだけで済ませられるのがこの「もみもみホットケーキミックス」です。
袋を開けると、こんな感じでホットケーキミックスの粉が入っています。まずは10回袋をトントンしましょう
そこに牛乳を入れます
「牛乳をこの点線まで入れてください」という目印があるので、計量カップもいらないんですよ
卵を入れて……
空気を抜きながら袋のチャックを閉めます
あとは、もみもみするだけ!
袋全体をまんべんなくもみもみしたほうがいいです。中身をよーく混ぜましょう。
ほい、ホットケーキの生地ができました
ここまで、袋以外の道具を一切使っていません。
「注ぎ口」をハサミで切って(初めて道具を使った!)
高めの位置からフライパンにニュル〜ッと絞り出したら、あとは焼くだけ!
うん、普通のホットケーキですな
いつもだったら、これくらい洗い物が出るのに
「もみもみホットケーキミックス」なら、袋を捨てるだけでオッケー!
後片付けがメチャクチャ楽なのはわかりましたが、問題はホットケーキのクオリティ。
ふっくらと焼くためには、粉を牛乳&卵と混ぜる段階で、さっくりとかき混ぜ、生地に空気を含ませるのが重要なはず。
空気を抜いた袋の中でもみもみするんじゃ、空気も含まれないだろうし、ふんわりホットケーキにならないんじゃないでしょうか?
というわけで、普通の「ホットケーキミックス」と比較してみましょう
同じ森永の「ホットケーキミックス」。
要は、パッケージが違うだけで、中身は同じでしょ? と思っていたんですが……。
「もみもみホットケーキミックス」は、粉120gに対し、卵1個、牛乳(または水)70ml(2枚分の材料)。
普通の「ホットケーキミックス」は、粉150gに対し、卵1個、牛乳(または水)100ml(3枚分の材料)。
……微妙に比率が違うんですよね。粉自体、別物なんでしょうか?
とりあえず作ってみましょう。
ボウルの中で牛乳、卵とさっくり混ぜ合わせて
焼きまーす
微妙に焼き加減の違いがあるものの、まあ同じホットケーキに見えますが……
やっぱり、普通の「ホットケーキミックス」のほうがよくふくらんでる!
ボウルでかき混ぜるときに、空気が含まれるからなのか、成分の違いからなのか……?
ま、食べてみましょう
やっぱり、ふくらみ具合のよかった普通の「ホットケーキミックス」のほうがフワフワとした感じ。
一方「もみもみホットケーキミックス」のほうはもっちり感のあるホットケーキになっていました。
まあ、このへんは好みの問題でしょう。
後片付けの楽さを考えたら「もみもみホットケーキミックス」、モーレツにおすすめです!
こんなに便利に進化したホットケーキミックス。
ボク的には、こっちの粉物も便利になってほしいと思っているんですよ……。
お好み焼き粉!
お好み焼きも、後片付けが面倒くさいですよね。コレも「もみもみ」になってくれたらいいのに……。
……ということで試してみました
使用済みの「もみもみホットケーキミックス」の袋を洗って、中身をお好み焼き粉に入れ替えます。
「注ぎ口」は切っちゃってるので、「袋止めクリップ」でとめて、中身がこぼれないようにしています。
ここに分量の水と卵を入れて
キャベツや桜えびなどの具材を入れたら……
あとはもみもみするだけ!
ホットケーキと同じように「注ぎ口」からフライパンに注ぎたかったところですが、キャベツなどの具がひっかかっちゃってさすがにムリでした(もっと注ぎ口が大きければ……!)。
ということで、袋を開けてドバーッと投入
うん、普通のお好み焼きが完成
キャベツを切ったり、具材を用意したりする手間があるので、ホットケーキほど手軽ではないですが、それでも洗い物の手間はだいぶ軽減されます。
メーカーさん「もみもみお好み焼き粉」もアリじゃないでしょうか!?
藤子・F・不二雄先生に憧れすぎているライター&イラストレーター。「デイリーポータルZ」「サイゾー」「エキサイトレビュー」他で連載中。