“どんぐりころころ どんぶりこ”の童謡でおなじみのどんぐり。秋に山や公園でどんぐりを拾った、という思い出をお持ちの方も多いと思います。とてもかわいいイメージがあるどんぐりですが、実は太古から食料として食べられていました。今ではあまりどんぐりを食べる習慣はありませんが、とても栄養価が高いこともあり、近年は健康食品の1つとして見直されています。今回ご紹介するのは、そんなどんぐりを使った絶品グルメ!
今回ご紹介するのは、岩泉産業開発が販売する「どんぐり麺」。「どんぐり麺」といっても、100%どんぐりではなく、小麦粉とどんぐりを練り合わせて製麺されています。実はどんぐりには渋柿の渋味の元になることで知られるタンニンが多く含まれており、しっかりとした処理が必要になります。今回ご紹介する「どんぐり麺」の産地である岩手県の岩泉町は、縄文時代からどんぐりなどの木の実を利用する食文化が受け継がれているところ。大切に伝えられてきた食の技に基づいて、しっかりとどんぐりの加工が行われております。
お話はこれくらいにして、さっそくいただいてみましょう。
![]() |
原材料は小麦粉とどんぐり、食塩のみ |
![]() |
熱湯で5分ほどゆでます |
![]() |
温めても冷やしてもおいしいということなので、今回はそばつゆでいただくことにしました |
見た目はそばに近い茶色。どんぐり独特のクセを強く感じる訳ではありませんが、そばの風味とも少し異なります。適度なコシがあって、素朴でさっぱりした味わいで、とてもおいしくいただきました。
「どんぐりなんて食べられるの?」って思ったあなた。ぜひ一度ご賞味あれ。結構はまるかもよ♪
主に東京の湾岸エリアに生息しているが、中国、タイ、インドネシアなどでの発見情報もあり、その実態は定かではない。仲間うちでは「おっちゃん」と呼ばれることも。