高級な卵の宣伝で、黄身を指でつまんでいるシーンを見かけます。それを見るたび、一度はやってみたいな…と思っていました。本当につまめるのでょうか? つまめたらスゴいけど、どうせすぐに黄身が出てしまうんでしょ…。考え始めたら居ても立ってもいられず、黄身をつまめるという烏骨鶏(うこっけい)の卵を入手してみました。
自宅にあった卵と比べてみました。
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比べてみると、やや小ぶり |
さっそく割ってみました。まぁ、何ということでしょう。白身が盛り上がり、ぷるんぷるんしています。黄身の色も濃いめです。
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不自然なほどに、丸く盛り上がった黄身と白身 |
さて、さっそくつまんでみましょう。
おぉぉぉ!
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1分ほどつまんでいても割れず! |
本当につまめた!! でもここで当然ながら疑問がわきます。普通の卵でもできるんじゃないか? …というわけで、自宅にあった普通の卵でも試してみました。
あれ…。
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つまめる…… |
なんだ…普通の卵でもつまめるじゃん。と思ってつまんで15秒ほどたった時…。
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割れちゃった… |
さすがです。モノが違います。
烏骨鶏は、皮膚、筋肉、内臓、骨にいたるまでが黒色の鶏で、日本には江戸時代ごろに中国から渡来したといわれています。全身が綿毛で覆われたその外見的な特徴から、中国では霊鳥(尊く不思議な力を持つ鳥)として扱われ、不老不死の食材とされていた時代があるそうです。週に1個程度しか卵を産まないことから、一般的な鶏卵と比べて高価で、栄養価も高いんだとか。
せっかく入手した烏骨鶏の卵。思いつくままに卵料理を作ってみました。料理にテーマや一貫性はまったくありませんでしたが…。
まずはだし巻き卵。
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ダシのうま味が卵の味を引き立たせる! |
豚肉とキクラゲと一緒に炒めてみました。
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濃厚な卵とオイスターソースのマリアージュ |
いやー、卵料理っておいしいですね。続いて卵をゆでて、サンドイッチも作ってみました。
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明らかに卵を入れ過ぎ…。だがこれがいい |
いろいろ作って堪能しましたが、庶民にとっておいしい卵の食べ方って何だろう? と思いを巡らせ、行き着いたのはやはり「卵かけご飯」。
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卵料理の本命といえば、これです |
だし醤油をたらして、一気にかき込みました。黄身の味が濃く、何ともおいしい。とてもぜいたくな卵かけご飯でした。
「黄身をつまむ」という憧れの体験ができるだけではなく、濃厚な味が楽しめる烏骨鶏の卵。人生で一度は食べたい高級卵でした♪
おいしい食べ物、楽しく食事ができそうなものに興味あり。気になったら、値段や大きさ、ニオイは二の次。とりあえず調査。ときには体を張ったレポートも厭わない、アラフォー2児の父。