みなさん、こんにちは! プロレスリング・ノアの丸藤です! オレたちプロレスラーは、全国各地で年間120回ほど試合をしている(3日に1回は戦っている計算になるな)。
巡業で地方に行くと、楽しいことがたくさんある。たとえば食べ物。その土地ごとの名産品がいろいろあるんだよな。本当においしいものばかり。というわけで今回は、遠征先で見つけたちょっと変わった食べ物を紹介しよう。東北・気仙沼の名産「サメの心臓」だ!!
ちょ! サメの心臓って! なにさ!! オレはいいモノ調査隊でどこに向かっているんだ!?
まぁ、珍しいし、名産らしいし…いいだろう。
聞けば、日本ではほとんど気仙沼でしか水揚げされない「ネズミザメ(別名モウカザメ)」の心臓らしい。ほかの地域では手に入らない、サメの水揚げが多い「気仙沼」だからこその食材であり、地元ではモウカザメの心臓のことを「モウカの星」というらしい。
…にしてもこの見た目。
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まさに心臓だな |
インパクト絶大ですぜ。まんまや。まんま心臓やないかい。
「インパクトの強い見た目と違って味は絶品」、「気仙沼では一般的にお刺身として食べられる」って言うけどさ…
じゃあさ、生でさ、いってみるかい?
いっていいのかい?
食べちゃって、いいのかいっ?(白目)
というわけで、今回オレは生でいってみるぞ。袋のまま水で解凍するのがいいようだ。
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解凍されると、ますます心臓らしさが… |
それにしても見た目が…。解凍が終わったら、半分に切って血抜きをする。あんまり血抜きをしすぎると旨味も逃げてしまうらしいから気をつけてくれ。
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まずは半分に切ってみた |
あとは一口サイズに切ってできあがり♪
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見た目はレバーっぽい |
さぁ、実食といくか。口に入れる前に、食べ物系のレポートで最初にやるべきこと。そう、匂いのチェックだ。
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うん、生臭くはないな |
刺身で食べる時は、酢味噌をかけたり、生姜やにんにく、塩、粗挽き胡椒、レバ刺し風にごま油のタレ、レモン醤油などなど、お好みでかけてくれ! まさに昔食べたレバ刺しなんかの生肉と同じような感じだな。
生はちょっとな〜…って人は、スライスして塩胡椒でフライパンで焼くと肉のようになるらしい。これも想像するだけでうまそうだな。たぶん歯ごたえも出てくるだろうし、食材そのものの旨味を存分に引き出すことができそうだ。日本ではほとんど気仙沼でしか水揚げされないモノが家でも食べられるなんて、なんて贅沢なんだ。食べるのが心臓だけに、オレの心臓もバクバクするぜ!
え? 早く食べろって? ビビってんのか? だって?
いやいや、オレを誰だと思ってるんだ。ビビってなんかないぞ。
よし分かったよ! 食べるぜ。きちんと調査してやるぜ。心を整えて…。
いただきます!!!!
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はい、一気に! |
実食!!
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噛んでないじゃないかって? そんなことない。大丈夫だ |
お味のほうは…見た目とは裏腹とはまさにこのこと。あっさりとした味で、コリコリとした歯ごたえがいい。というかこれ、今はもう食べられなくなってしまった生レバーにそっくり! しかし魚だからか、レバ刺しのような動物特有の臭みは全然ない。これは、最初の見た目さえ我慢できれば最高の食材だ…。
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意外や意外、おいしかった! レバ刺しが好きだった人にはぜひ食べてほしい |
見た目はヤバいが、味はレバ刺しにそっくりな気仙沼の名産品「モウカの星」、心臓をドキドキさせながら食べてみてはいかが?
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もしよかったら試合に足を運んでみてください。会場で待っています!
プロレスリング・ノア所属のプロレスラー。得意技は不知火、虎王、タイガーフロウジョン。プロレスラーという職業を活かした商品を紹介したり、ときどき世界一〇〇なもののレポートをしています。