描いた絵が自由に動き出すという、子ども向けのデジタルスケッチブック「おえかきアーティスト」がメガハウスより発表されました。価格は 21,600円(税込)。どのような機能が盛り込まれているのでしょうか? 「おえかきアーティスト」の遊び方について、メガハウスさんにお話をうかがいました。
「おえかきアーティスト」は、本体はすべてが画面になっているのではなくて、実際に指で押せるボタンが周囲に常備されています。背面には、カメラも搭載されています
「おえかきアーティスト」の最大の特徴は、冒頭でも紹介した“描いた絵が動き出す”機能「動く絵モード」です。これを実際に試させてもらいました。
絵が描けたら「できた」をタップ。すると、描いた絵が動き出します。まるで魔法がかけられたよう。動いている絵を長押ししてドラッグすることで、絵の動き方を好きなように設定することができます
今回は海の底の背景を選びましたが、ほかにも牧場のようなものや道路など、さまざまな背景が用意されています
本体底面の中心に、カメラが搭載されています
本体底面にはカメラが搭載されていて、静止画の撮影ができます。撮影サイズは30万画素、JPEGに変換して保存できます。
このカメラで撮影した写真を使ってパラパラ動画が作れる「パラパラ写真モード」や、撮影した写真にお絵描きができる「カメラモード」が用意されています。「マンガ作成モード」では、撮影した写真が線画風に変換され、それをなぞって絵を描くことができます。
底面のカメラで撮影。紙コップを撮影してみます
すると、写真が絵のように変換されました
「おえかきモード」と同じようにお絵描きが楽しめます。「お父さんのお顔を撮影して描いたりすると楽しく遊べますよ」と、メガハウス広報の板垣さんはおすすめの使い方を紹介してくれました
「お絵描きが苦手、というお子さんにも、お絵描きが好きになってもらえるように、線を描いたり、色を塗ったりする動作とあわせていろいろな音が出る仕組みになっています」とメガハウス広報の板垣さん。まだ「絵」を描けない年齢のお子さんにも、楽しんでもらえます。
自由にお絵描きができる「おえかきモード」。“えんぴつ”や“筆”など、ペンの種類がたくさん用意されているので、本格的なお絵描きができそう。色も96色用意されています
下のほうの青いつまみを横にスライドさせると、絵を全部消すことができます。絵を消すときにもアニメーションが用意されています
「メッセージアニメモード」では、描いた手順が録画され、描き始めから順番に再生されます。
描くスピードもそのまま再現して再生されます。筆が止まったところもそのまま再生されます
「せんなぞりモード」では、運筆力を高めます。ちいさなお子さんは、まだ「なぞる」という行動が難しいため、指先の繊細な動き方が鍛えられそうです
「もじなぞりモード」では、50音のひらがなを練習できます。書き順もわかるようになっています
もう少し大きなお子さんは、「パラパラアニメモード」で遊べます。前に描いた絵が透けて見えるので、パラパラアニメを簡単に作れます。大人でも楽しそう!
「日本おもちゃ大賞2016 エデュケーショナル・トイ部門」でも大賞を受賞している「おえかきアーティスト」。メインターゲットは3〜4歳ですが、小さいうちは、タップしたり線を描くと「音が出る」という楽しさで遊べます。大きくなってからは、搭載されたカメラを使って、写真を使ったお絵かきを楽しんだり、パラパラアニメを作るという高度な遊び方ができ、成長に合わせて長く遊べるようです。搭載されているモードは、今回紹介したものを含めて全部で10個。描いた絵は、本体や別売りのmicroSDに保存することができ、お子さんの描いた絵をデジタルデータにして保存することができます。
大きくなってからも長く遊べるおもちゃとして作られた「おえかきアーティスト」は、大人でも(むしろ、絵を描かなくても)「おもしろいね、かわいいね」と楽しめる製品になっていると感じました。