いいモノ調査隊

手の平サイズでプロジェクションマッピングを再現した食玩

プロジェクションマッピングってご存じですか? 最近では東京ディズニーランドのシンデレラ城でも行われていて、何十台ものプロジェクターを使用して巨大な立体物に映像を投影。コンピューター制御によって1枚の巨大な映像を展開させることができる技術です。その雰囲気を、スマホを使うことによって手軽に味わえる食玩が発売されています。

ハコビジョン MOBILE SUIT GUNDAM

バンダイ ハコビジョン。記事執筆の時点ではシリーズ第2弾のガンダムまで発売されていました

タテ6cm、ヨコ8.5cm、奥行き6.5cmという手の平に載るサイズなのです。そしてプロジェクターの代わりに、iPhoneなどのスマートフォンを使用します。

箱を開けるとこんな感じ。東京駅の薄いけど立体的なフィギュアとクリアプレート、そしてガムが入っています。箱も使用します

箱を開けるとこんな感じ。東京駅の薄いけど立体的なフィギュアとクリアプレート、そしてガムが入っています。箱も使用します

フィギュアとクリアプレートを箱の中にセットしたら準備完了。後はスマホのブラウザで指定のサイトにつないで、動画を再生させればOK。小さな箱の中で壮大なプロジェクションマッピングの映像が楽しめちゃうのだ!

箱の開封からセッティングまでにかかった時間は、本当にわずかなものでした。箱のフタ部分をキレイに切り取るのに少し手間取ったくらいで、後はフィギュアを箱の奥に立てかけ、クリアプレートをナナメに置いたら完成。5分もかかってないと思います。組み立て始めにかみ始めたガムもまだ味があります(ソーダ味でした)。

箱の完成状態。ナナメに立てかけられたクリアプレートがミソなのです

箱の完成状態。ナナメに立てかけられたクリアプレートがミソなのです

お次にスマホの準備。私はiPhone4Sを持っているので、ばっちりハコビジョン対応機種でした。Safariを立ち上げて指定のアドレスを入力します。QRコードを読み込めばラクに移動できますけど、手打ちでもそんな長いURLではないのでアクセスしやすかったですよ。

iPhoneの画面にて動画の再生を始めます。最初の10秒ちょっとは、スマホを置く位置を調整するガイドラインが表示されるので、その間に箱の上にかぶせる作業があります。これが一番手間取ったかなぁ。スマホが影になって、フィギュアが見えにくくなるのでガイドとフィギュアの輪郭を合わせづらかったです。まあでも少しくらいならズレててもあんまり問題ないので、シビアに考えずに1つ。部屋を明るめにしてセットしたらいいかも。

そして映像が流れると…おおー、東京駅(のフィギュア)が動いてるように見えます! プロジェクションマッピングの雰囲気をすごく再現していると思います。仕組みとしては、スマホの映像がクリアプレートに反射して、奥のフィギュアと重なって見えるという、結構単純なもの。だからこそ食玩というお手軽な商品でこれが実現したんでしょうね〜。

第2弾のガンダム、そして8月には第3弾としてVocaloidの初音ミクも登場しますし、より多くの人の注目を集めそうなハコビジョン。ぜひお試しください!

かややん
Writer
かややん
1972年、神奈川県横須賀市生まれ。任天堂ハード系専門誌「NintendoDREAM」でいろいろやってます。好きな物は任天堂と1980〜90年代のパソコン、パソコンゲーム、アーケードゲーム。Mac大好き。あとプログレッシヴロックと少女まんが。
記事一覧へ
記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
SPECIAL
ページトップへ戻る
×