初めて買ったファミコンは、ABボタンが四角だったおっさん筆者です。
ファミコンは販売の初期だけ、コントローラのABボタンがゴムっぽい四角ボタンだったのですが、筆者の場合は『スターフォース』で連打しまくってたらボタンのゴムが破れ、修理に出したらプラスチックの丸ボタンになって帰ってきました。
当時は「押しやすい!」と大喜びしたのを覚えていますが、今考えると四角ボタンを大切にしていたら今ごろ価値が上がってたろうな…なんてチラリと思ったり。
そんな筆者ですので、わが家にはいまだにファミコンカセットがたくさんあります。ファミコンだけでなく、スーファミやNINTENDO 64や、メガドライブなんかもモリモリあったりします。
ほんの一部ですが、お気に入りのカセットたちです
それを引っ張り出してきて、たまーに遊ぶわけですが、本体にカセットを差しても、まあだいたい一発ではうまく起動しません。前置きが長くなりましたが、そんなカセットを華麗に復活してくれるのが今回の商品になります。
コロンバスサークルの、「レトロゲーム復活剤」です
大きさは、ハケつきの修正液なんかと同じくらい。これにもキャップをあけるとハケがついていて、これでカセットの端子に液を塗っていきます。
この液体、公式サイトによると「科学的に安定した合成油ベースの電気接点用防錆潤滑剤を採用しております」と書いてありました。いわゆる接点復活剤みたいですね。
ゲームがうまく起動しないのは、だいたいがカセットと本体の挿し込み端子の接触不良です。とくに30年以上とか、長い年月が経過しているファミコンのカセットは端子もかなり汚れているでしょうし、あるいは摩擦で端子部が摩耗しているかもしれません。
カセットの端子部。黄色い粉のようなものが浮いてますね
よく、カセットを逆さにして、口で「フーフー」と息を吹きかけますよね。あれは端子についたホコリを落とすと同時に、息に含まれている水分が潤滑油代わりになって接触不良が改善されるんだそうです。だけど水分ですから、何度もフーフーしていると金属である端子はさびます。
フーフーせずに端子の接触を助けるのが「レトロゲーム復活剤」なのです。では、さっそく使ってみましょう。
復活剤のキャップについているハケで、端子部に液を広げていきます
塗り終えたところ。結構キレイになったかな?
復活剤には端子部の酸化や硫化を防ぐ効果もあるそうなので、カセットの寿命を延ばすために使用するのもよさそうです。
さらに端子部をキレイにしたいのであれば、無水エタノール+綿棒などで端子をこすったほうがいいかと思います。で、仕上げにこのレトロゲーム復活剤を使うと、ピッカピカになるでしょう。
古いゲームカセットは今でも100円程度で売られていますが、年々値上がり傾向にあると思います。「レトロゲーム」というジャンルができあがって人気が出てきたせいもあるでしょうし、30年以上経過して、ちゃんと動くモノ自体が減ってきているせいもあるでしょう。
ゲームもだんだん骨董品のようになるのかなぁ、なんて思いつつ。今あるカセットをできるだけ大切にしていこうと、この復活剤を使いながら思った次第でございます。