筆者は会社でも自宅でもよくコーヒーを飲みます。自宅では、ひいた豆を自分でドリップしますが、会社ではそういうわけにもいかず、よくお世話になるのはコンビニコーヒー。安い値段でおいしいコーヒーがいただけるので重宝しております。筆者はホットを飲むことが多いのですが、順番待ちをしていると、寒い時期でもアイスを選んでいる方が結構多いのに気付きました(確かに筆者が働くオフィスは、場所によってはワイハ並みに暑いことがあります)。筆者もアイスコーヒーは飲みますが、氷が入っているため味がどうしても薄くなるのが気になります。また、自宅でいれる場合も、アイス用の豆を用意したり、いつもよりも濃いめにいれたりとそれなりに手間がかかります。そこに朗報! いつもの自分好みのホットコーヒーを、手軽にアイスコーヒーに変身させるいいモノを見つけてきました。
アイスコーヒーは日本独特の飲み物かと思っていたのですが、どうやらこの商品はアメリカで生まれた製品のようです
筆者が見つけてきたのは、「ハイパーチラー」という商品。本体にホットコーヒーを注ぎ入れるだけで、60秒待てばアイスコーヒーにしてくれます。まるでマジックのようですが、その仕組みはいたって簡単。内部は3層構造になっており、そのうち2層が氷。もう1層にホットコーヒーを注げば氷によって急速冷却されるというわけ。もちろん、コーヒーと氷が混じり合うことはありません。それでは実際にアイスコーヒーを作ってみましょう。
言葉ではわかりにくいので、パッケージの写真をご覧ください。つまり、氷と氷の層の間にコーヒーを注いで冷やそうというわけです
箱の中には、取説、本体とフタ、それに2つのステンレス製のカップ
まずは小さいほうのカップに水を注ぎ、フタに固定します
小カップを大カップの中に入れて、大きいほうのカップもフタに固定。本体にも水を入れます
本体に、2つのステンレスカップを取り付けたフタを固定するとこんな感じ。実測で高さが約17.5cm、直径が最も大きいところで約11cmあります
そのまま冷凍室に入れて凍らせます。ちなみに筆者宅は400Lタイプの冷蔵庫ですが冷凍室の高さはギリギリでした
完全に凍るには12時間ほどかかります。こちらはカチコチに凍った「ハイパーチラー」
いつもと同じホットコーヒーをいれています。ちなみに一度で冷やせる量は370mlまで
いれたてコーヒーの温度は約70度
上部から本体へ注ぎます(初めてなので念のために計量カップを使ってます)
中のコーヒーは本体の注ぎ口から出てきます。60秒後の温度は約23度でした
もう一度「ハイパーチラー」にコーヒーを戻して、5分後に測定してみると、約7度まで下がってました。ここまで冷えれば十分です♪
今回は温度を測定したかったので、一度コップに入れましたが、サイズが合えばこんなふうに直接注ぐのもありです
60秒後の温度が約23度なので、このまま飲んでも程よい冷たさですし、氷を入れるならばこれくらいでもよさそうです。筆者のようにあまり氷を入れたくないのであれば、もう少し待てばおいしいアイスコーヒーが完成します。やはり、いれたてのコーヒーは香りがあっていいですね。一般の方から出資を募って商品開発するクラウドファンディングから生まれた商品とのことで、氷で急速冷却という仕組みとしてはシンプルなものですが、そのアイデアを実際の商品に仕上げる創造性はすばらしいものがあります。冷やすのに特殊な液体でなく水を使っているというのもいいですし、構造がシンプルなのでいつでもキレイに洗えるのも高評価です。この夏は我が家で「ハイパーチラー」が大活躍しそうです♪
なお、今回はコップから注ぎましたが、サイズが合えば直接コーヒーマシンやフィルターから「ハイパーチラー」に注ぐのもありです。また、コーヒー以外の飲料でも活躍します。ジュースはもちろん、ワインやウイスキーを冷やしたいときに使ってもいいですよ。なお、筆者宅の冷凍室はそれほど食材が多くないので問題ありませんでしたが、「ハイパーチラー」は高さ約17.5cm、直径約11cmとサイズもアメリカン。購入を検討される方は、事前に冷凍室に十分なスペースがあるかどうか確認しておいたほうがいいですよ。
主に東京の湾岸エリアに生息しているが、中国、タイ、インドネシアなどでの発見情報もあり、その実態は定かではない。仲間うちでは「おっちゃん」と呼ばれることも。