アラフォー以上の人たちの胸をワシッとつかんでしまうこのデザイン。懐かしのかき氷器「きょろちゃん」!
1976年にタイガーから発売されて大人気となり、70〜80年代には、子供のいる多くの家庭で使われていたかき氷器です。
長らく廃版となっていたのですが、2016年に38年ぶりに復刻。パッケージデザインも当時のものを再現しているこだわりっぷり。しかしその復刻版も、今年の夏で販売が終了しちゃうそうなんです。
このチャンスを逃したら二度と「きょろちゃん」と再会できないかも! …ということで、あわてて購入しました。
ああっ、懐かしい!
この「きょろちゃん」は当然、かき氷を作ることがメインのお仕事なわけですが、それ以上に重要な要素がコレ。
目が動く!
氷を削るために頭のハンドルをクルクル回すと、それに合わせて目がきょろきょろ動くんですよ。
「かき氷を作る」機能とはまったく関係のない、ただ単にカワイイだけの要素ですが、若干面倒くさい「ハンドルを回す」作業を楽しくしてくれるギミックです。
それじゃさっそく、かき氷を作ってみましょう。
「きょろちゃん」型の(?)製氷カップが付属していました
昔は冷蔵庫で作った普通の四角い氷を使っていた気がしますが、せっかく専用の製氷器がついているので、こちらで氷を作っていきましょう(冷蔵庫の四角い氷にも対応しているようです)。
「きょろちゃん」の帽子&頭の中に内蔵されている氷ケースを取り出して…
製氷器から氷ケースに氷を移します
氷ケースと帽子を元に戻して、あとはハンドルをグルングルン回すだけ!
あー、カワイイ!
ちなみに、復刻に際して昔よりも軽い力で削れるように改良されているそうなのですが、正直当時のことは覚えていないので軽くなっているかはわかりませんでした!
はい、完成!
「きょろちゃん」がとにかくカワイイのはわかりましたが、かき氷器としての性能はどうなんでしょうか?
ドウシシャ「電動ふわふわ とろ雪かき氷器」
我が家で普段(夏限定だけど)使っている、お店で出てくるようなふわふわ氷が作れるということで人気の、最新かき氷器と比較してみましょう。
こちらは専用容器で作った氷しか使用することができません
氷を本体に入れて
ボタンをポチッと押せば…
アッという間に完成!
ボタン一発でガシガシ削ってくれるので楽ちんだし、スピードもメチャクチャ速いですね。これが最新式の性能か…。
完成したかき氷がこちら。
こうやって比べてみると、結構違いますね
「きょろちゃん」のほうはいかにも「削った」という感じのする粒子の粗い氷ですが、「とろ雪」のほうは粉雪のような細かさ!
※「とろ雪」は氷の細かさを調整できるので、売りである「ふわふわ」感が出るくらいの細かさにしてあります。
食べた感じも全然違うなぁ〜!
「とろ雪」は、確かにお店で出てくるようなふわふわ氷になっていますが、屋台で出てくるようなガリッガリのかき氷のほうが好みという人もいるはず。「きょろちゃん」はその懐かしいガリガリ感を楽しめました。
このへんは好み次第という感じですかね。
まあ「とろ雪」だったら、氷の細かさを調整してガリッガリなかき氷も作れるので、やはり「かき氷」自体にこだわりがある人は、最新式の「とろ雪」がおすすめということになります。
しかし…。
「きょろちゃん」のカワイさにあらがえるでしょうか!?
自分の手でハンドルを回すと、目がきょろきょろする。そういったノスタルジーに浸りたい人は「きょろちゃん」一択でしょう!
ちなみにカラーは、このオレンジのほかにイエローとブルーがあります。キッチンに置いてあるだけでほっこりしちゃうレトロでかわいいきょろちゃん。今年の夏以降は手に入らなくなってしまう可能性大なのでお早めに!