映画やドラマなどの朝食シーンで、エッグスタンドに置かれたゆでたまご(特に半熟たまご)を目にしたことはありませんか。
先日、モーニングセットが評判のとある喫茶店で人気のモーニングセットを注文したところ、コーヒー、パン、サラダと一緒にエッグスタンドに置かれた殻付きのたまご、それと見慣れない金属製の道具が運ばれてきました。スタッフの説明によると、「この道具でゆでたまごの殻を割って、中身をスプーンで食べてください」とのこと。これなら、スプーンでたたくという暴挙に出る必要はなさそうです。しかも、楽しそう♪
実際にサーブされたものとは違いますが、まあこんな感じのモーニングセットだったわけで
その昔、ヨーロッパ旅行から帰ってきたばかりの筆者の父親が、「エッグスタンドにゆでたまごが置かれていたら、スプーンでたたいて殻を割って、そのスプーンですくって食べるのがおしゃれな食べ方なんや」と自慢げに話していた記憶があります。
少し調べてみると、欧米ではエッグスタンドを使ってゆで卵(多くは半熟)を食べるのが作法とされているようです。
前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのは「エッグシェルブレーカー」。つまり、たまごの殻を割るための道具です。筆者が購入したのは、TAKE2(テイク2)というメーカーの「クラック エッグシェルブレーカー」というもの。同じような商品は数社から発売されていましたが、筆者が購入したのはドイツ製の高級品。お値段は高めですが、実際に手にすると、見た目よりずっしりとしており重さは108g、しっかりと、頑丈に作られております。これなら長く使えそうです。
これが本体です
全長は242mmで、先端の円錐(えんすい)状のクラック部の外径は40mm。なお、たまごを置く「エッグスタンド」は付属していないので、別途お好みのものをご購入ください。
それでは実際にたまごを割ってみましょう。
1. 先端のクラック部をたまごにかぶせます
2. 金属玉を上に持ち上げて落下させます。1回できれいに割れない場合は、繰り返してもOK
3. きれいに割れていれば、殻を手で取ることができますが。薄皮が残ってきれいに取れない場合は、ナイフなどを使ってカットします(刃物の取り扱いにはご注意を)。
4. 後はスプーンを使って中身をいただくだけ♪
それでは、エッグスタンドに置いた状態で殻を割るシーンをムービーでお楽しみください。
スプーンでゆでたまごを食べると、ちょっと優雅な気分になれますし。薄皮がジャマでゆでたまごの殻がうまくむけない……、なんてことからも解放されますよ。なお「エッグシェルブレーカー」を使うときは、たまごをエッグスタンドに置いた状態で使っても、手に持って使っても大丈夫です。
また、ゆでたまごではなく生たまごでも使えます。残ったたまごの殻は、おしゃれな器として上手に使えば料理やデザートが映えますよ♪
ちなみに実際の料理を作るとなると筆者ではかなりの力量不足。しかし、プロの手によるとこんなステキなものが完成します!!!
キャビアをのせた、おしゃれで贅沢(ぜいたく)なたまご料理も
フランスの朝食「ウフ・ア・ラ・コック( Oeuf à la coque)」。トロトロの黄身にバゲットをつけていただきます
たまごの殻を使ったプリンは、投稿写真も多い人気メニューですね
植物を育てるのもありかも
主に東京の湾岸エリアに生息しているが、中国、タイ、インドネシアなどでの発見情報もあり、その実態は定かではない。仲間うちでは「おっちゃん」と呼ばれることも。