日本を誇る伝統食の“握り寿司”。海外の方からも大人気で、日本人であれば誰でも寿司が握れると思われている節があります。筆者も海外在住時には現地のお友達から何度も“SUSHI”をリクエストされ、その都度「あれは職人でないと作れないから」と断り、巻き寿司や手巻き寿司、手まり寿司で誤魔化してきました。ところがそんな禁断の職人の技を素人でも再現することができるツールが登場しました。
握り寿司の“握り”メーカーです。その名が示すとおり、先端に成形型が付いたトング形式なのがポイント。おいしい握り寿司の理想である“持って崩れず、口の中でほどける”という絶妙な握りを実現するために職人の手の動きを研究した結果辿り着いた握り型で、従来の寿司成型具とは異なり、職人の手で握るシャリ同様、外はしっかり中はふんわりと握ることができるとのこと。
また、握り寿司の美味しさの条件でもある“スピード性”を重視した結果、辿り着いたのがトング形状。これにより、握ったシャリの形を崩さずにお皿の上まで運ぶことができるのです。
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シャリを左右のトングでかき集めながらギュッと握り、最後に手のひらの形のハンドルで上からギュッと抑えて成型 |
使い方はトングでシャリを成形型の中に寄せ集め、上下左右の握りハンドによりギュッと圧力をかけて離すだけ。素手で触らないので衛生的なのもうれしいです。
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握ったシャリをお皿の上に並べます |
後は並べた握りの上にお好みでお刺身を並べるだけで完成。自宅で手軽に自前の握り寿司を楽しむことができます。
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上に刺身のネタを載せ、最後にトングで左右、上からギュッと一握りして完成! |
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周囲に海苔を巻けば軍艦巻きも簡単に。アイディア次第でいろんなネタをお寿司にでき、手巻き寿司ならぬ握り寿司パーティーが楽しめます |