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KDDI系ネットワークで使えるSIMフリースマホガイド(2022年度版)

一般流通向けスマートフォン(いわゆるSIMフリースマートフォン)は、製品のバリエーションが多く、ユニークな製品も多い。しかし、どこの回線で利用できるかは、スペック表を見たユーザーの判断に任されている場合も目立つ。ここでは、auおよびUQ mobile、povoおよび、KDDIの回線を使ったMVNOで技術的に適合する、おおむね2022年以降に発売された一般流通向けスマートフォンの対応状況をまとめた。

KDDI系ネットワークとSIMフリースマホの相性は5G・4Gともに良好

auやUQ mobile、povoを抱えるKDDIは、国内2位の通信キャリアだ。古くからのユーザーの中には、KDDIのネットワークは独特のこだわりがあるというイメージを持つ人もいるかもしれないが、4Gや5Gの時代は世界的な技術動向に合わせていることが多い。

4GではプラチナバンドのB18(B26)が重要

KDDIの4Gサービスでは、B1、B3、B11、B18、B26、B28、B42という7個の周波数帯でエリアを構築している。なかでも、プラチナバンドと呼ばれる低周波数帯のB18とB26を広く展開しており、重要な存在と言える。また、4Gのコアバンドと呼ばれるB1やB3も重要だろう。B11は都市部中心だが、一般流通モデルで対応するものは少ない。B28 はプラチナバンドだが、運用の歴史が浅いため基地局数は、まだそれほど多くない。B42は通信速度が速いが、エリアは都市部中心となっている。

なお、KDDIのB18とB26は、実体は同じ。ただし、B26として定められている周波数帯にはB18が内包されており、同じ周波数を複数のバンド名で併用できる技術「MFBI」を使うことで、B26の一部としてもB18を利用できる。なお、B18は、KDDI独自の周波数帯だが、B26は、アメリカや中国でも利用実績があるため、グローバルメーカーでも対応が比較的しやすい。

3G停波のため「au VoLTE」の対応が必須だが、最近の製品なら問題なし

KDDIは、2022年3月末に3Gサービスを終了したので、3Gを使った音声通話は行えなくなった。そのため、端末が4Gを使った音声通話「au VoLTE」に対応している必要がある。この「au VoLTE」への対応は製品のスペック表にも近ごろはあまり書かれていない。ただし、この1〜2年に登場したB18やB26に対応したものであれば、「au VoLTE」に対応していると判断できる。なお、今回取り上げる製品はいずれも「au VoLTE」に対応する。

グローバルバンドのn77とn78の両方を持つため5Gも有利

KDDIは、エリアは狭いが高速な5G専用周波数帯としてn77とn78、エリアは広いが通信性能は4Gと変わらない4Gからの転用周波数帯としてn3、n28、そして、きわめて高速だがエリアが極端に狭いミリ波のn257という5周波数帯を利用している。そのうち、n257は技術的な課題や端末のコストといった課題があるので、当面はn3、n28、n77、n78の4周波数帯が主役だ。特にn77とn78は、いずれも世界的に広く使われているグローバルバンドなので、一般流通向けスマートフォンの多くが両方に対応している。こうした技術的な背景があるのでKDDIの5Gとの相性は一般にかなり良好だ。

auやUQ mobileの4Gプランで契約しているSIMで5G端末が使えない場合がある

このように、回線側についてはかなり恵まれた状況にあるが、SIM側には注意したい点がある。auの4G向け料金プランや、UQ mobileの5Gに対応していない旧料金プランで契約しているSIMカードやeSIMを、5G端末で使った場合、動作保証がなく、動作しない場合があるのだ。この場合、5G向けプランに契約を変更する必要がある。

本記事におけるネットワークの対応の判断基準

本記事では、5Gと4Gの対応レベルを、独自の基準により4段階で判定している。基準は以下となる。また、緊急速報および高精度位置情報提供についても解説しよう。

5G

優:n3、n28、n77とn78すべてに対応。あるいは、n77とn78に対応しつつ、ミリ波(n257)またはSAモードのいずれかあるいは両方に対応しているもの。
良:n77とn78のいずれにも対応しているもの。
可:n77かn78のいずれかに対応しているもの。
不可:対応する周波数帯がないもの。

4G

優:B1、B3、B11、B18(B26)、B28、B42のすべてに対応しているもの。
良:B1、B3、B18(B26)に対応しているもの。
可:B18(B26)に対応しているもの。
不可:KDDIの 4Gを利用できないもの。

緊急災害速報

地震や津波などが起る直前に通知を行う、おなじみの緊急災害速報。KDDIは、現在はETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)という方式を採用している。ミサイル攻撃などの告知にも対応する「Jアラート」という別のシステムもある。なお、「Jアラート」は「Yahoo!防災速報」アプリなどでも受信できる。

高精度位置情報提供

110番や119番に発信した際に、相手先に高精度な位置情報を提供する機能で、「SUPL」と呼ばれる場合もある。これに対応していれば緊急事態の際に相手に位置を説明する手間が省略できる。

5Gに対応した最新のエントリーiPhone
アップル「iPhone SE(第3世代)」

5Gに対応したiPhoneシリーズのエントリーモデル。コンパクトな外見は前機種となる第2世代とほとんど変わらないが、搭載されるSoCは「iPhone 13」シリーズと同じ「A15 Bionic」で、基本性能は大幅に向上している。なお、アップルや家電量販店で発売されている一般流通モデル(いわゆるSIMフリー)は、auを含む通信キャリアで発売されているものと、通信性能を含む仕様は共通している。

5Gの対応周波数帯は、n1/2/3/5/7/8/12/20/25/28/30/38/40/41/48/66/77/78/79で、KDDIで運用しているn3、n28、n78とn79のいずれにも対応している。なお、ミリ波には対応していない。4Gの対応周波数帯は、B1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/17/18/19/20/21/25/26/28/30/32/34/38/39/40/41/42/46/48/66で、KDDIが4Gで運用している7周波数帯すべてに対応している。

緊急災害速報や、高精度位置情報提供のいずれにも対応している。

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Snapdragon 888+採用のゲーミングスマホ。通信性能も強力
ASUS「ROG Phone 5s」

SoCに動作クロックを高めた「Snapdragon 888+」を採用したゲーミングスマホ。通常の「Snapdragon 888」と比較して約25%の処理性能の向上を果たしている。

5Gの対応周波数帯はn2/3/5/7/12/20/25/28/38/40/66/71/77/78/79で、KDDIの運用している5G周波数帯のうちミリ波のn257を除く、n3、n28、n78とn79の4周波数帯に対応している。
4Gの対応周波数帯は、B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/29/30/32/34/38/39/40/41/42/48/66/71で、KDDIの運用している4Gの7周波数帯のうち、6個に対応している。

FeliCa搭載の「Zenfone 8」と、フリップ式カメラを備えた「Zenfone 8 Flip」
ASUS「Zenfone 8」「Zenfone 8 Flip」

いずれも、ハイエンド向けSoC「Snapdragon 888」を搭載。「Zenfone 8」は、おサイフケータイで使用するFeliCaポートを備えるコンパクトモデルで、「Zenfone 8 Flip」はフリップ式カメラを備えたやや大型モデルという兄弟機だ。通信性能については共通しているためまとめて紹介する。

5Gの対応周波数帯はn1/2/3/5/7/8/12/20/28/38/77/78で、KDDIの運用している5G周波数帯のうちミリ波のn257を除く、n3、n28、n78とn79の4周波数帯に対応している。4Gの対応周波数帯は、B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/34/38/39/40/41/42で、KDDIの運用している4Gの7周波数帯のうち、6個に対応している。

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強力な冷却性能と、豊富なゲーム向け機能を備えたゲーミングスマホ
Black Shark「Black Shark 5 Pro」

2022年型のハイエンドSoC「Snapdragon 8 Gen1」に強力な冷却システムを組み合わせたゲーミングスマホ。同SoCで指摘されることの多い発熱を徹底的に抑え込んでおり、高性能を安定して発揮できる。

本製品は、5G(NSA)対応周波数帯はn41/77/78/79で、ミリ波を除くn77とn78が適合する。4Gの対応周波数帯は、B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/34/38/39/40/41で、KDDIの4Gで運用している7周波数帯のうち5周波数帯に対応している。5GのSAモードにも対応しており、その際は上記の5G用4周波数帯に加え、n1/3/5/8/28の周波数帯も利用できる。なお、KDDIの5GのSAは詳細が明らかにされていないので、本機で実際に接続できるかは現時点では不明だ。

なお、緊急災害速報や、高精度位置情報提供には対応していない。

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「Snapdragon 870」搭載の廉価モデル。冷却性能は上位モデルと同じ
Black Shark「Black Shark 5」

「Black Shark 5 Pro」の弟分。SoCに「Snapdragon 870」を搭載するなどコストダウンがなされているが、自慢の冷却機能や、押し込み操作「マジックプレス」に対応するディスプレイやショルダーボタン、豊富なゲーム向け機能はそのまま搭載されている。

5Gの対応周波数帯(NSA)はn1/3/5/7/8/28/41/77/78の4周波数帯で、KDDIの運用している5G周波数帯のうちミリ波のn257を除く、n3、n28、n78とn79の4周波数帯に対応している。4Gの対応周波数帯はB1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/34/38/39/40/41で、KDDIの運用している7周波数帯のうち5周波数帯に対応している。また、5GのSAモードに対応しており、上記の5G周波数帯に加えて、n1/3/5/8/28の各周波数帯にも対応する。緊急災害速報と高精度位置情報提供に対応していない点も「Black Shark 5 Pro」と共通している。

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市場のニーズをしっかりおさえた日本専用モデル
モトローラ「moto g52j 5G」

モトローラの主力「moto」シリーズ日本市場専用モデル。FeliCaポートを備えおサイフケータイのサービスが利用できるほか、防水・防塵に対応。約6.8インチの液晶ディスプレイは、120Hzのリフレッシュレートに対応しており、残像感の少ないなめらかなスクロールが可能だ。

5Gの対応周波数帯はn3/28/77/78で、KDDIの運用している5G周波数帯のうちミリ波のn257を除く、n3、n28、n78とn79の4周波数帯に対応している。4Gの対応周波数帯は、B1/2/3/8/18/19/28/38/41/42で、KDDIの運用している7周波数帯のうち5周波数帯に対応している。緊急災害速報と高精度位置情報提供はともに対応している。

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冷却ファンを搭載するゲーミングスマホ
Nubia「REDMAGIC 7」

上記「Black Shark 5 Pro」と双璧となる高性能ゲーミングスマホ。こちらは空冷ファンを内蔵しており、エアフローで強制的に熱源を冷やす点が大きな特徴。また、側面のショルダーボタンがタッチ式になっており、フリックなど複雑な入力にも対応する。ディスプレイのリフレッシュレートが最高で165Hzに対応しているなど、ゲーム向けのこだわり抜いた機能を備える。

5Gの対応周波数帯はn77のみ、ミリ波にも非対応となっているため、KDDIの5Gではn77のみが利用できる。なお、4Gの対応周波数帯はB1/3/8/18/19/26/28Aとなっており、KDDIの4Gではそのうち、B1/3/18/26/28Aが対応する。B28AはB28のうち一部に対応という意味だが、KDDIのB28も実際はB28Aである。緊急災害速報と高精度位置情報提供もともに非対応な点には注意だ。

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デザインを一新した、高コスパシリーズ4世代目
オッポ「OPPO Reno7 A」

基本性能も十分で、FeliCaや防水・防塵に対応しつつ価格も手ごろな価格性能比の高さが魅力。シリーズ4世代目の本機は、コンセプトを維持しつつ、スタイリッシュなデザインに変更されている。

5Gの対応周波数帯は、n3/28/41/77/78で、KDDIの運用している5G周波数帯のうちミリ波のn257を除く、n3、n28、n78とn79の4周波数帯に対応している。4Gの対応周波数帯はB 1/3/4/5/8/12/17/18/19/26/28/38/40/41/42で、KDDIの運用している7周波数帯のうち6周波数帯に対応している。緊急災害速報と高精度位置情報提供はともに対応している。

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ボディの一部に再生素材を使用したAQUOSシリーズの新エントリーモデル
シャープ「AQUOS wish SH-M20」

「AQUOS」シリーズに加わった新しいエントリーモデル。背面に再生素材を使用したボディは防水・防塵に対応。FeliCaポートも搭載されるなど、国内メーカーらしい使い勝手のよさが特徴だ。また、操作のシンプルさを重視しており、カメラアプリもシャッターを押すだけのユーザーインターフェイスとなっている。

5Gの対応周波数帯は、n3/28/77/78/79となっており、KDDIの運用している5G周波数帯のうちミリ波のn257を除く、n3、n28、n78とn79の4周波数帯に対応している。また、4Gの対応周波数帯もB1/2/3/5/7/8/18/19/28/38/39/41で、KDDIの運用している7周波数帯のうち4周波数帯に対応している。緊急災害速報と高精度位置情報提供にも対応している。

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有機ELディスプレイ搭載で高画質化、ボディの小型化も実現
シャープ「AQUOS sense6 SH-M19」

シャープの人気シリーズ「AQUOS sense」の最新モデル。シリーズ初となる有機ELディスプレイを備え、高画質化とともにボディの小型化を実現。魅力だったバッテリー持ちも前モデルの「AQUOS sense4」と同レベルの1週間以上となっている。

5Gの対応周波数帯は、n3/28/77/78/79で、 KDDIの運用している5G周波数帯のうちミリ波のn257を除く、n3、n28、n78とn79の4周波数帯に対応している。また、4Gの対応周波数帯はB1/3/5/8/18/19/38/39/41/42で、KDDIの運用している7周波数帯のうち4周波数帯に対応している。緊急災害速報と高精度位置情報提供にも対応している。

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1インチセンサー搭載のカメラに特化したXperia
ソニー「Xperia PRO-I」

一般流通網だけで取り扱われているXperiaのハイエンドモデル。FeliCaポートや防水・防塵対応、4KディスプレイやハイエンドSoC「Snapdragon 888」の採用など、「Xperia 1 III」に準じているが、1インチのイメージセンサーを備えた、カメラに特化したモデルとなっている。

5Gの対応周波数帯は、n3/28/77/78/79で、KDDIの運用している5G周波数帯のうちミリ波のn257を除く、n3、n28、n78とn79の4周波数帯に対応している。また、4Gの対応周波数帯は、B1/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/21/26/28/38/39/40/41/42で、KDDIの運用している7周波数帯のうち6周波数帯に対応している。緊急災害速報と高精度位置情報提供にも対応している。

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ミリ波を省略して価格を下げたSIMフリー版Xperia 1 III
ソニー「Xperia 1 III」

通信キャリアでも取り扱われていたXperiaのハイエンドモデル。通信キャリア版はミリ波に対応していたが、一般流通版は、ミリ波対応を省略して価格を下げている。また、ストレージ容量を、256GBから512GBに倍増しており、撮影データなどの保存にも余裕がある。

5Gの対応周波数帯は、n3/28/77/78/79で、 KDDIの運用している5G周波数帯のうちミリ波のn257を除く、n3、n28、n78とn79の4周波数帯に対応している。4Gの対応周波数帯もB1/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/21/26/28/38/39/40/41/42で、KDDIの運用している7周波数帯のうち6周波数帯に対応している。緊急災害速報と高精度位置情報提供にも対応している。

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256GBストレージを備えたSIMフリー版
ソニー「Xperia 5 III」

「Xperia 1 III」の魅力をひと回り小さなボディに凝縮した「Xperia 5 III」の一般流通モデル。通信キャリア版との大きな違いは、ストレージ容量が128GBから256GBに増量されていること。

5Gの対応周波数帯は、n3/28/77/78/79で、 KDDIの運用している5G周波数帯のうちミリ波のn257を除く、n3、n28、n78とn79の4周波数帯に対応している。4Gの対応周波数帯もB1/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/21/26/28/38/39/40/41/42で、KDDIの運用している7周波数帯のうち6周波数帯に対応している。緊急災害速報と高精度位置情報提供にも対応している。

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eSIMに対応する廉価版
「Xperia 10 III Lite」

通信キャリアで扱われている「Xperia 10 III」の一般流通向けモデル。ストレージの容量を128GBから64GBに減らすことで価格を抑えるいっぽうで、nanoSIMカードスロットに加えて、eSIM対応という特徴が加わっている。eSIMは、複数のデータをスマートフォンに保存しておき、自在に切り替えることができる。

5Gの対応周波数帯は、n77とn78で、KDDIの運用している5G周波数帯のうち5G専用の2周波数帯を利用できるが、広いエリアをカバーする転用周波数帯のn3やn28は利用できない。4Gの対応周波数帯もB1/3/4/12/18/19/38/41で、KDDIの運用している7周波数帯のうち3周波数帯に対応している。緊急災害速報と高精度位置情報提供にも対応している。

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ショルダーボタンや高い冷却機能を備える、ゲームに適した安価なハイエンドモデル
シャオミ「POCO F4 GT」

高性能ラインの「Xiaomi」、コスパ重視の「Redmi」に続くシャオミ第3のブランドとなる「POCO(ポコ)」の国内初参入モデル。「Snapdragon 8 Gen1」やショルダーボタン、強力な冷却機能を備え、ゲームに適した性能を備えたハイエンドモデルとなっている。8万円台という価格も魅力だ。

5Gの対応周波数帯は、n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78で、 KDDIの運用している5G周波数帯のうちミリ波のn257を除く、n3、n28、n78とn79の4周波数帯に対応している。4Gの対応周波数帯は、B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/34/38/40/41(2545~2650MHz)で、KDDIの運用している7周波数帯のうち5周波数帯に対応している。緊急災害速報と高精度位置情報提供にも対応している。

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性能と価格のバランスにすぐれた扱いやすいミドルレンジスマホ
シャオミ「Redmi Note 11 Pro 5G」

コスパ重視の「Redmi」シリーズの製品だが、FeliCaポート、防水・防塵に対応など日本市場向けの機能が搭載され、扱いやすさも重視されている。

5Gの対応周波数帯は、n3/28/41/77/78で、KDDIの運用している5G周波数帯のうちミリ波のn257を除く、n3、n28、n78とn79の4周波数帯に対応している。4Gの対応周波数帯は、B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/38/40/41 (2545~2650MHz)/42で、KDDIの運用している7周波数帯のうち6周波数帯に対応している。緊急災害速報と高精度位置情報提供にも対応している。

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5Gはまだ不要という人向けの廉価モデル
シャオミ「Redmi Note 11」

上記「Redmi Note 11 Pro 5G」の弟分で、5G非対応のエントリーモデルとなる。サイズもひと回り小さく、FeliCaポート非搭載、水没には耐えられない防滴仕様のボディなど、機能はミニマムで、その分価格は抑えられている。

4Gの対応周波数帯は、B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/38/40/41 (2545-2650MHz)/66で、KDDIの運用している7周波数帯のうち5周波数帯に対応している。緊急災害速報と高精度位置情報提供には対応している。

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5G、FeliCa、防水・防塵に対応したエントリーモデル
シャオミ「Redmi Note 10T」

上記の「Redmi Note 11」とは異なり、こちらは5G、FeliCa、防水・防塵に対応したエントリーモデルとなっている。

5Gの対応周波数帯は、n3/28/77/78で、KDDIの運用している5G周波数帯のうちミリ波のn257を除く、n3、n28、n78とn79の4周波数帯に対応している。4Gの対応周波数帯は、B1/2/3/4/8/12/17/18/19/26/28/38/39/40/41(2545-2650MHz)/42で、KDDIの運用している7周波数帯のうち6周波数帯に対応している。緊急災害速報と高精度位置情報提供にも対応している。

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田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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