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クリスマスのパーティー料理にも使える!

デロンギ「パングルメ」は最強の俺の嫁! ホームベーカリー付きオーブンの魅力

「俺の嫁、あらわる……!」 簡単に手作りパンを焼けるホームベーカリー機能が付いた、デロンギのコンベクションオーブン「パングルメ ベーカリー&コンベクションオーブン EOB2071J-5W」(以下、パングルメ)ってご存じですか? 全自動でパンやケーキを作ったり、食材をカラッとおいしく温め直すことができる、その魅力に迫ります!

パンを焼いたり、ケーキを焼いたり、チキンを焼いたり! パーティー料理を作るのにも使えます

パンを焼いたり、ケーキを焼いたり、チキンを焼いたり! パーティー料理を作るのにも使えます

ホームベーカリーも欲しい、コンベクションオーブンも欲しい

実は筆者、以前からホームベーカリーが気になっていたのです。しかし、自分と妻の性格を冷静に分析した結果、「買ってもどうせ1か月くらいであきるんだろうな」という結論に至り、これまで買わずにいました。でも、心の奥底ではホームベーカリーに対する想いの種火は消えてはおらず、新製品が出るたびにチェックを欠かしていません。

いっぽうで最近、自分の仕事が増えてほぼ毎日深夜に帰宅しているため、夕飯のおかずは毎回温め直している状況。でも特に揚げ物の日が不満なんです。電子レンジで温め直していますが、はっきり言っておいしくない。過熱水蒸気モデルなのでスチームで温めればいいのですが、時間がかかって面倒だから、いつも電子レンジでチン。するとベチャっとしておいしくない。なので、小型で使い勝手のいいコンベクションオーブンもほしいと思っていた今日この頃。

……そんなとき、ホームベーカリーとコンベクションオーブンの両機能を兼ね備えた、夢のような家電がデロンギから発売されたと聞き、これはもう私のために作られたものじゃないかと。まさに“俺の嫁”状態(笑)。というわけで、このパングルメ(俺の嫁)を自宅にお借りして、その魅力を体験してみました!

ちょうどホームベーカリーとコンベクションオーブンが欲しかった私に向けて作られたような家電!

ちょうどホームベーカリーとコンベクションオーブンが欲しかった私に向けて作られたような家電!

パングルメの特徴をチェック!

まずは製品の仕様をチェックしていきましょう。庫内容量は20L。上下にヒーターを備え、右サイドのファンによって庫内に熱風を循環させるコンベクション機能を搭載したオーブントースターです。

オーブン機能としては、ワイヤーラック/トレーの位置を4段から選べ、2段調理にも対応しています。温度設定は100℃〜220℃、タイマーは1分〜2時間まで1分刻みで設定可能。オーブンモードは、オーブン(上下ヒーター)/コンベクション(上下ヒーター+ファン)/グリル(上ヒーター)/解凍/スローベイク(下ヒーター)の5モードを搭載。グリルは180℃の温度固定、解凍はヒーターが稼働せずファンで風を循環させるのみ、スローベイクは130℃の温度固定。温度設定ダイヤルで選べる保温モードは、上下ヒーターで80℃固定となっています。

付属品は、ワイヤーラック2種、深さ2cmと4cmのトレー2枚、計量カップ、計量スプーン、ピザストーン、パンボウル、パンボウルに取り付けて材料をこねるパドル

トレーは基本的にワイヤーラックの上に載せて使いますが(写真上)、ワイヤーラックの下に置いて油受けとしても使えます(写真下)

右側に縦に並んでいるのが、オーブンの主な操作部。上から温度設定、時間設定、モード設定。最下部のレバーはオーブン機能とベーカリー機能の切り替え

庫内右下に見えるのがファンの送風口

庫内右下に見えるのがファンの送風口

▼パンをこねている様子が見える! ホームベーカリー機能が楽しい

パングルメの最大の特徴は、なんと言ってもホームベーカリー機能を搭載していること。付属のパンボウルで、生地こね/発酵/焼き上げまでを全自動で行えるのです。

パン生地こねから焼き上げまでを自動で行うオートメニューは、21種類を用意。ひとつのオートメニューでも、使用する粉やオイル、具材を変えたバリエーションレシピが付属のレシピブックに掲載されているので、たくさんの種類のパンを作れます。

また、完全自動のオートメニューでも、焼き色を濃い/標準/薄いの3段階から選べ、作るパンの大きさも0.5kg/0.75kg/1kgから選べます(1kgを作る場合は別売りのパンボウルが必要)。このほか、バゲットやピザ生地など、自分で成形するセミオートメニューを11種類搭載しており、タネだけを作ることもできます。

中央下部がベーカリー機能の操作部。メニューボタンでオート/セミオートメニューを選び、作るパンの大きさ、焼き色を選びます

中央にパンボウルをセットすれば、中のパドルが回って材料をこねる仕組み。以下の動画は、自分で混ぜたパンのたねを、パングルメに入れたところ。こねを自動でやってくれている様子です。

初めてのパン作りに挑戦! パングルメが調理ミスもカバーしてくれた!?

それでは、さっそく待望のホームベーカリー機能を使って、パンを作ってみましょう。正直、筆者はパンを作るのは初めてなので、どれが簡単でどれがおいしいのかさっぱりわかりません。なので、付属のレシピブックの中から、写真の見た目だけでバゲットを選んでみました。

付属のレシピを見れば、載っているメニューにすぐチャレンジできます!

いざ、バゲット作りに挑戦! 材料をパンボウルに入れてまずは自分で混ぜます

いざ、バゲット作りに挑戦! 材料をパンボウルに入れてまずは自分で混ぜます

▼初心者すぎてミスを連発したのに、超おいしいバゲットができた

バゲットは、水/強力粉/デュラム小麦粉/砂糖/塩/ドライイーストだけのシンプルなレシピです。レシピどおりに材料を量ってパンボウルに入れ、粉っぽさがなくなるまでヘラで混ぜ、庫内にセットしたらセミオートメニュー「SE:4」(バゲット)を選択してスタート。

50分後、一次発酵が終了したらパンボウルを取り出して、生地を2つに分けて成形し、セットしたトレーに乗せたら再度スタートボタンを押して二次発酵に進みます。二次発酵が終わったら取り出して包丁で切れ目(クープ)を入れたら、また戻してスタートボタンをオンします。

……と、流れるように説明していますが、今回パンを焼くのが初めてゆえ、実はここまででいろいろとミスを犯しています。まず、「材料はレシピの順番どおりに投入」と書いてある件。本当は水を最初に入れてから粉、塩、ドライイーストと入れていくべきなのですが、この記述に気づかず、水を最後に入れてしまいました。順番がバラバラだ……!

また、一次発酵が終わって成形のために生地を取り出すタイミングは、「表示が点滅したら」とあるのに、そこを確認せず「こねが止まったから今だな」と勝手に判断して取り出してしまいました。おそらく、タイミングが早すぎ。さらに、包丁の切れ味が悪くてクープができない。しかも、レシピブックをよく見るとバゲットは難易度「高」。ヤバい……。

発酵が終わったら一旦取り出して棒状に成形し、パングルメに戻して焼きの工程に。果たしてどうなる……

発酵が終わったら一旦取り出して棒状に成形し、パングルメに戻して焼きの工程に。果たしてどうなる……

しかし!! なんとこれだけミスを重ねたにもかかわらず、でき上がりは上々でした。バゲットらしく皮はパリパリ、中はしっとりで、かなりおいしいんです。イースト臭さもないし、粉がダマになっている個所もありません。初めて作って、これだけミスしているのにこの出来映えって……! うれしい! 楽しい! パングルメすごい!

こんがりキレイに焼けました。外側がパリパリの、まさにバゲットです! こんなにミスが多かったのに……!

こんがりキレイに焼けました。外側がパリパリの、まさにバゲットです! こんなにミスが多かったのに……!

▼続いては、イタリアパンに挑戦

さて、いきなり難易度「高」を選んでしまったので、難易度「低」はいったいどんな感じだろうと思い、続いてはイタリアパンを作ってみることに。イタリアパンの材料は、水/デュラム小麦粉/塩/ドライイーストとシンプルです。

今度はちゃんとレシピどおりに材料を順番に入れ、ヘラで混ぜてからパンボウルをセットしてオートメニュー「AU:1」を選んでスタート。今回は成形がないので、スタートボタンを押したら基本、ほったらかしです。

難易度「低」のイタリアパンは強力粉の代わりにデュラム小麦粉を使います。

難易度「低」のイタリアパンは強力粉の代わりにデュラム小麦粉を使います。

2時間30分後、表面はこんがり焼け、中はしっとりしたおいしいパンができました。デュラム小麦粉は特段のクセもなく、ちょっと甘みがあります。デュラム小麦粉が入手できなくても、強力粉とオーリブオイルで作るホワイトブレッドなどのシンプルレシピがほかにもたくさんあるので、週替わりでさまざまなパンが味わえます。

最初に自分で材料を混ぜる手間がありますが、あとはほったらかしでおいしいパンができるというのはかなり楽チン。週末に1週間分を作って、冷蔵庫にストックするという使い方もよさそうです。

ある程度混ぜた材料をセットすればあとは全自動(クープを入れるために一度開けますが)なのでとても楽チン。しっとりとしたおいしいパンができました

▼ケーキだって超簡単に作れる!

パンの次は、チョコレートケーキを作ってみました。ケーキと言うとハードルが高いように思えますが、こちらも簡単です。

牛乳/溶かしバター/卵/薄力粉/コーンスターチ/砂糖/塩/バニラエッセンス/ベーキングパウダー/溶かしたチョコレートをパンボウルに入れ、ダマがある程度消えるまで混ぜ、オートメニュー「AU:15」を選んで焼きをスタート。たったこれだけで、ほのかにチョコレートの香りがするケーキが、こんがりと焼き上がりました。

チョコレートケーキは、バターとチョコレートを溶かす手間がありますが、あとは混ぜるだけなので比較的簡単です。小さなダマが結構残っていますが、気にせず焼きの行程へ(笑)

チョコレートの味と香りがほのかに感じられるしっとりケーキが完成! 毎日食べるならこれくらいのチョコの風味がちょうどいい

なお、でき上がってから娘に言われたのですが、粉類をふるいにかけていません。その必要性すら知りませんでしたよ(笑)。しかも、ダマが消えるまで自分でしっかり混ぜる必要があるみたいですが、途中で面倒になってダマが残ったまま焼きをスタートしています(笑)。

しかし上述の通り、それでも大丈夫でした! しっとりして美味。チョコレートの味が控えめなのも、大人にはちょうどよいです。おっさんでも、初めてでも、おいしいケーキが焼けました! このチョコレートケーキは娘がたいそう気に入り、週2回ヘビロテしているレシピです。いやホントにおいしいですよ。

基本のコンベクションオーブン機能も充実!

ここからは、基本のコンベクションオーブン機能を使ってみましょう。通常の焼き物調理から、コンベクション構造ならではの温め直し機能まで、そのクオリティをチェックしてみました。

▼お総菜の温め直し機能が優秀

さて、コンベクションオーブンと言えばお惣菜の温め直し。まずは、寒い季節においしいたい焼きを温め直してみたいと思います。たい焼きを温め直す場合、電子レンジを使うとしっとりしてしまい、焼き立てのパリッと感が失われておいしくありません。しかしオーブンだけだと、逆に表面だけ焦げて中はまだ冷たいまま。

そこでコンベクションオーブンを使ってみると、あらおいしい! 適度に水分が飛んで表面はパリッ、中のあんこはアツアツです。できたてみたいな食感と味が楽しめます。

コンベクションオーブン機能を使って、たい焼きを温め直してみました。写真ではわかりづらいですが、皮はパリッ、中はアツアツで美味!

次に揚げ物と天ぷらも温めてみました。こちらも、適度に油が落ちて衣がサクサク、中はアツアツにでき上がっています。天ぷらの加熱時間が若干長かったため、衣がやや焦げてしまいましたが、1分ほど短くすればOKだと思われます。過熱水蒸気オーブンより早く、電子レンジよりサクサクにできるので、帰宅時間の遅いお父さんには重宝しそうです。

唐揚げとコロッケをコンベクションオーブン機能で5分間温めてみました。余分な油が下のトレーに落ち、表面はカリッ、サクサク、中はホクホクに仕上がっています

天ぷらも5分間温めたのですが、揚げ物に続けてやったので庫内が熱すぎてちょっと焦げてしまいました。でも、あの電子レンジで温めたときのベチャッとした食感はなく、カリカリして逆においしいです

▼付属の専用ピザストーンで、焼き物調理!

続いて、オーブン機能を使って焼き物調理を楽しんでみましょう。デロンギのオーブンは専用のピザストーンがセットになっているのが特徴で、このパングルメにも1枚付属しています。食材から出る水分や油分を吸収して、パリッと仕上げるのがピザストーンの役目です。

というわけで、まず“鉄血宰相”の名にちなんだピザ、「ビスマルク」を作ってみました。ところが……市販のピザ生地にホワイトソースと粉チーズ、卵を落としただけのシンプルピザですが、今回はパングルメの火力が強力すぎて卵の黄身が固まってしまい、まさかの失敗。

また、市販のピザ生地は薄いため、火力が強いと硬くなってしまいます。せっかくホームベーカリー機能があってパン生地メニューもあるのだから、生地も自分で作ればよかったと反省……! これは逆に言うと、コンベクションオーブン機能が想像以上に優秀で、火の通りが早いということ。それを学習したので、またリベンジしてやろうと思います。次回はおいしくできるはず!

ピザストーンを使って市販のピザ生地でビスマルクを作ったところ、火力設定・時間の加減が分からず、焼きすぎて黄身が固まってしまいました。まあこれでもおいしいことはおいしいですが、どうせなら生地から自分で作りたい!

▼普通に食パンをトーストするだけでもおいしい

ちなみに普通の食パンは、コンベクション機能を使うと水分が飛んでしまうので、上下ヒーターだけのオーブン機能で焼くのがポイントです。ヒーターが温まるのに時間がかかるため、オーブントースターに比べると焼き時間が長くなりますが、7分程度でこんがりと焼き上がりました。中に水分が残ってしっとりしておいしいですよ。

7分間焼いてこのくらいの焼き目。裏(左)の焼き目は薄いです

7分間焼いてこのくらいの焼き目。裏(左)の焼き目は薄いです

▼クリスマスにぴったり! ローストチキンを作ってみた

最後に、クリスマスが近いので丸鶏のローストチキンを作ってみました! 肉の激安いスーパーで国産丸鶏を買ってきて、全体にオイルやハーブを塗り込み、腹の中に炒めた野菜を入れて焼くだけの漢の豪快料理。子供が小さいころ、キャンプに行った際にダッチオーブンを使ってよく作っていたものです。

トレーに油をひいて丸鶏の背中を上にしてセットしたら、「コンベクション」を選んで200℃で80分加熱。40〜50分たったら一度取り出してひっくり返し、流れ出た肉汁を全体にかけてもう1度加熱します。

丸鶏に野菜炒めを詰めてローストするだけの漢の料理です!

これだけでほどよく脂が抜け、さっぱりしたローストチキンができます。中に詰めた野菜炒めも鶏のエキスを吸っておいしい! こちらも、レシピどおりだと火が通り過ぎるので、状態を見ながらちょっと早めに取り出したほうがよいでしょう。また、調理中はかなり煙がでますので、換気扇の下で調理することをオススメします。筆者はリビングで調理して煙モウモウで大変なことになりました(笑)。

加熱時間が少し長かったので、トレーの油が焦げていますが、鶏自体は外側がカリカリ、中がサッパリした味に仕上がりました

まとめ:俺の嫁、最高!

デロンギのパングルメは、ホームベーカリー機能が特に優秀。材料のこねから焼き上げまでの全自動メニューが充実しているだけでなく、オーブン一体型なので成形後の焼き上げも一貫してでき、これ1台でさまざまな形・味のパンを作ることができるのが最大のメリットです。

ただ、ちょっと残念だったのが、取扱説明書と付属レシピ本の内容。「パングルメ」という名前の通り、パンのレシピは充実しているのですが、それ以外の料理の説明が少ない。デロンギのホームページに充実したレシピが掲載されていますが、トーストやお総菜の温め直しの時間・温度設定といった基本的な使い方や、2段調理のレシピなども掲載してもらえると便利かも。

何しろ、モードが多彩で、トレーを2段にセットできるコンベクションオーブン機能があることから、2段調理などさまざまなオーブン調理が楽しめるのが本製品のイイところです。休日はパンやケーキ作り、平日はおかずを作ったり温め直したりと、1台で何役もこなせるすごいヤツです。

近藤克己(プラスワン・クリエイティブ)

近藤克己(プラスワン・クリエイティブ)

1966年生まれ、福島県出身。大学では考古学を専攻。家電製品のフリーペーパーを発行しつつ、ライターとしても活動中。得意分野は家電流通、生活家電。趣味は、ゴルフ、ギター、山登り、アニメ、漫画。

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