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あなたの「推し麺」はどれ?

日本各地の有名そば、違いは何?特徴は? 三大そばを含む5種をすすって食べ比べ!

日本各地に有名なそばがありますが、実は筆者、その違いや特徴がよくわかっておりません…。というわけで今回はそばを食べ比べてみようと思います。用意したのは5種類。日本三大そばと呼ばれる、「出雲そば」、「戸隠そば」をはじめ、「信州そば」に「へぎそば」、「深大寺そば」です。ちょっと大きなスーパーやデパ地下などで入手できる有名な銘柄を選んでいます。すべて市販されている生そばをお取り寄せしました。

それでは1つずつ食べてレビューしていき、最後に違いをまとめてみたいと思います。

1.東京といえば「深大寺そば」!

まずは東京代表として「深大寺そば」です。その名のとおり、東京調布は深大寺で来客用に振る舞われたというルーツを持つそば。江戸時代には米の代わりにそば粉をお寺に納めていたからということなのですが、近くにきれいな湧水があり、そばをゆでたり、製粉したりするのに適した場所だったみたいですね。調布界隈に行くと、この深大寺そばのお店が何軒も立ち並んでいます。

そば粉5割で、そばといえばコレみたいなイメージどおりの色合いです

そば粉5割で、そばといえばコレみたいなイメージどおりの色合いです

今回購入したのはオーソドックスな五割そば。信州そばに近いタイプのようです。ゆで時間も生そばなので2分でOK。濃いめのストレートつゆもついているのですぐ食べられます。しっかりとしたそばの風味を堪能し、薬味多めのめんつゆで食べるのがたまりません!

のどごしもよく、コシもあり、濃いめのつゆによく合います

喉ごしもよく、コシもあり、濃いめのつゆによく合います

風味:濃いめの味
コシ:しっかり

2.濃いそば湯を堪能できる「信州そば」!

続いては「信州そば」です。そばといえば信州というくらい有名な産地ですが、地元には「長野県信州そば協同組合」というものがあり、長野県内で製造されたそば粉を40%以上配合した良質の干しそばのみを「信州そば」として認定しているのだそうです。かつては「そばがき」や「すいとん」として食べられていたものを、現在のそばの形状に包丁で切り分けたのが信州そばのルーツ。今回ご紹介する安曇野道祖神そばはこの包丁での切り口が独特になっており、つゆが絡みやすい形状になっているそうです。

麺自体は最初から白っぽい色合いです。そば粉の割合はパッケージでは不明でした

麺自体は最初から白っぽい色合いです。そば粉の割合はパッケージでは不明でした

今回はスーパーで購入できた、長野県産のそばにしてみました。打ち粉にもそば粉100%を使用しているとのことで、かなりこってりとしたそば湯を楽しむことができましたよ。こちらもゆで時間は2分。軽く水洗いすると、かなり強いコシのある麺だということがわかります。色合いも先ほどの深大寺そばよりは薄く、更料に近い白っぽい色になっています。

ゆであがっても白くツルツルとした麺です。ただしっかりとしたコシがあり歯ごたえもあります

ゆであがっても白くツルツルとした麺です。ただしっかりとしたコシがあり歯ごたえもあります

風味:さっぱりとした味わい
コシ:かなり強いコシ

3.日本三大そば「出雲そば」の喉ごしとは

お次は、日本三大そばの1つ「出雲そば」。島根県・出雲地方で広く食べられる郷土料理のそばで、三段の漆器に盛られた割子そばや、温かい釜揚げそばなどが有名です。そばの実を皮ごと石臼で挽くことから見た目は黒く、香りが強いのが特徴。神在月のお祭りでは神社の近くで温かい新そばの釜揚げそばを食べる風習があるんだそうですよ。

今回の中では一番お値段が高かったのですが、その価値ありのそばでした

今回の中では一番お値段が高かったのですが、その価値ありのそばでした

ちょっとお値段お高めなのですが、そのお味はというと、しっかりとしたそばの風味が後を引き、食後の口の中にそば粉の余韻が残ります。付属のつゆもかなり濃いめで、“あーそば食べたわー”という満足感がありました。麺の弾力は少なめで、喉ごしが最高です。ズルズルっとすすって食べられるのは日本人でよかったなーという感じですね。

麺はほかより若干太い感じがありましたが、喉ごしは最高です

麺はほかより若干太い感じがありましたが、喉ごしは最高です

風味:余韻の残るしっかりとした味わい
コシ:やや強いコシ

4.日本三大そば「戸隠そば」の細くてコシのある麺にハマる。

日本三大そばの1つ「戸隠そば」です。長野県の戸隠で食べられているそばを「戸隠そば」と呼ぶのですが、かつては修験者の携行食糧として持ち込まれた「そばがき」がルーツともいわれています。特徴として挽きぐるみのそば粉を使用したり、水をほぼ切らずに盛り付けたり、薬味に地元の「戸隠大根」と呼ばれる辛味大根を使うことなど特徴的なそばのようですね。

細く白っぽい麺で、しっかりとしたコシを楽しめます

細く白っぽい麺で、しっかりとしたコシを楽しめます

こちらもジャンル的には「信州そば」なのですが、先に紹介した安曇野道祖神そばに比べ、麺はやや細めで、口の中でほかの麺と絡みながら噛みしめる感が強かったです。またコシも強く、喉ごしよりもしっかり食べるおそばという感じでした。付属のつゆはストレートでほんのり甘口でした。小麦粉も国産のものを使用しているとのことで、麺の色はやや白味がかっていますが、そばの風味を存分に味わえます。

口当たりも軽く、いくらでも食べられそうです

口当たりも軽く、いくらでも食べられそうです

風味:ほどよいそばの風味とさっぱり感。
コシ:かなり強いコシ

5.自然芋そばの「へぎそば」は乾麺で挑戦

最後は乾麺になりますが、新潟の「へぎそば」に挑戦です。新潟県魚沼地方発祥の、つなぎに布海苔(ふのり)という海藻を使ったそばをヘギといわれる器に盛り付けた切りそば。うっすらと緑がかった麺が特徴的で、ヘギと呼ばれる四角い木の器にそばを小さく盛り付けていくというのも独特です。東京でも専門店が多くあり、独特のかみ応えで人気だそうです。筆者の自宅近くにも専門店があり、越後そばとして人気を博していますよ。

うっすらと緑がかったきれいな麺です。ゆでてもその色はほんのり緑ですね

うっすらと緑がかったきれいな麺です。ゆでてもその色はほんのり緑ですね

布海苔を使って打たれているそばということで、麺はうっすらとグリーンがかっています。クセがあるかと思いきや、麺はツルツルで喉ごしも最高。とても食べやすいおそばでした。調べてみたら地元ではワサビではなく辛子を使って食べることもあるそうです。乾麺だと小さなスーパーでも売っている場合があるので入手しやすいですね。

喉ごしがとてもよく、さっぱりと食べられるので夏には最適ですね

喉ごしがとてもよく、さっぱりと食べられるので夏には最適ですね

風味:あっさりさっぱり
コシ:やや弱め

こうして5種類のそばを食べ比べてみると、やはりそれぞれ見た目にも味にも特徴があるということがわかりました。あくまで筆者が今回食べたものの中の比較で、もちろんメーカーやお店によって個性があると思いますが、参考までに。

コシの強さランキング

1.「信州そば」
2.「戸隠そば」
3.「深大寺そば」
4.「出雲そば」
5.「へぎそば」

喉ごしNo.1

「へぎそば」

筆者の個人的No.1

「出雲そば」

やはりいつかは日本三大そばの1つ、「わんこそば」に挑戦してみたいですね。これからの季節、休日のお昼は自宅でそばという方も多いかと思います。スーパーで売っている安い乾麺もいいですが、ちょっと贅沢(ぜいたく)して生そばを楽しむのはいかがでしょうか? みなさんも自分の「推し麺」を見つけてみてください。

マッシー

マッシー

「月刊PCエンジン」誌で編集ライターデビュー。「64DREAM」誌デスクを経て前職はXbox 広報のゲーム漬け人生。猫とガンプラとaqoursが存在理由のホビー担当。

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