魚のホルモンとして日本で古くから親しまれてきた“魚盗”。酒飲みには欠かせない逸品です。この酒盗メーカーとしてもっとも有名なのが、小田原の“しいの食品”ですが、こちらの会社の塩辛も絶品なのをご存じでしょうか?
創業明治27年という、しいの食品。魚盗と同じくこちらの塩辛にも、素材の持ち味を活かした加工食品づくりの技術が活かされていると感じます。一般的な塩辛と比べるとまったく臭みがなく、初めて食べた時には筆者も驚かされました。
それもそのはず、なんと2011年度モンドセレクションで銅賞を受賞しているとのこと。海産物でモンドセレクションを受賞した例は数少ないことからも、その評価の高さが伺い知れます。
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北海道沖で漁獲されたスルメイカの皮を剥いだ刺身用の胴肉だけを使用。柔らかな歯ごたえと、足や耳といった部位を使わないことから生臭さが抑え気味で、日本酒の肴に最適 |
しいの食品の塩辛のラインアップは豊富ですが、初めての人は「いか塩辛 生漬」からお試しを。うす塩仕上げでマイルドな塩加減で上品な味わいです。ご飯のお伴やお茶漬けなどおかずなしでも何杯もご飯が食べられてしまうので要注意です。