プリンってお好きですか? おいしいですよね。かくいう私も、以前に土鍋いっぱいのプリンを作ったことがあるくらい大好きです、プリン。プリンの何が好きかって? あのプルプルふるふるの食感、口に広がる甘いたまご、あとは何といってもあれでしょう、「カラメル」。ほろ苦い甘さでプリンに花を添えてくれますよね〜。
でもね。作ったことがある人はわかると思うんですけど、この「カラメル」って本っっっっっっ当に作るのが面倒くさい。面倒くさいというか、難しいんですよね。
何せ普通の料理では失敗とされる「焦がす」という工程があるもんですから。もちろん焦がしすぎればただの炭になってしまうし、かといってそれを恐れて十分に焦がすことができないと、あの複雑な味わいは再現できずただの砂糖水になってしまう。
何とかして、簡単に、おうちで、あのカラメルの味を楽しめないか…。グルメかつズボラな調査隊員Kは考え、悩み、そしてある結論に達しました。
プリン用カラメルタブレット
いやほんと、インターネットってなんでもあるもんですね。探したらまんまとこんなものを見つけちゃいました。「プリン用タブレット」。おそらく業務用でしょうかね。
いっぱい入ってる…!
これ全部カラメルですよ。ウキウキしちゃいますね〜。まさかタブレット状になって売ってるとは思いませんでした。めちゃくちゃ使いやすそうです。
お皿に出してみました
パッと見ただけでは何だか全然わかりませんね。でも、袋を開けた瞬間にカラメルのすごいいい匂いがふわっと鼻に届きます…。モニター越しでは匂いをお伝えできないのが歯がゆい…。もうこれだけで食べたいくらいいい香りがします。
というわけで、いざ。このカラメルタブレットを使ってプリンを作ってみようではありませんか。といっても、前回と同じく土鍋でプリンはちょっと芸がないので、今回は別の方法でプリンを作ってみようと思います。こちらもネットで見かけたレシピですが、なんと「マグカップと電子レンジでプリン」です。
材料はこちら
[材料(ひとり分)]
マグカップ:1個
カラメルタブレット:1個
たまご:1個
砂糖:大さじ2
牛乳:130cc
普段から家にあるものだけでいけそうですね。バニラエッセンスもあるとなおよしのようですが、我が家にはないのでズボラパワーを発揮して省略しました。
たまごを溶く。白身が残らないようにしっかりと
砂糖と牛乳を少しずつ入れながらまぜまぜ
マグカップにカラメルタブレットをイン
その上からプリン液を注ぐ
作り方は基本的に「混ぜて、入れる」だけ。いやぁ簡単です。私と同じくズボラでグルメな皆さまに、声を大にしてお伝えします。「プリンは簡単」ですよ。これほんと。
レンジで加熱中は見張ってましょう
グツグツしだしたらすぐ取り出し、ラップとハンドタオルで余熱を逃がさず10分加熱
レンジで温めるときだけちょっと精神を集中しましょうね。ここがプリンの正念場です。500wのレンジで約2分、取り出して余熱で約10分。これが済んだらよく冷えるまで冷蔵庫へ。
できたー!
わーい! マグカッププリンの完成です! 土鍋プリンのときの例にもれず、見た目は手作り感マックス! 味が心配!
下からみた図
それでは…。スプーンを入れてみましょう。土鍋プリンのときもそうでしたが、この瞬間が一番ドキドキします。
大丈夫かな…
スッ…
おおお、きめ細かい〜! すばらしい! 食べました! おいしい! 大成功です!!
カラメルもすごくおいしいです!
あああおいしい〜! カラメルは甘い中にもきちんとほろ苦さがあり、まさにお店の味です。私が作った手作りプリンと、プロが作ったほろ苦カラメルが絶妙なコンビネーションを見せてくれました。なんというか「お店で見かける『手作りプリン』」といった感じです。
今回はオーソドックスにプリンを作りましたが、例えばこのカラメルタブレット。あらかじめレンジで溶かして、クッキーの生地に混ぜて「プリン味クッキー」とか作っても非常においしいのではないでしょうか。カラメル好きとしては、大量に溶かして飲んだり、タブレットをそのままペロペロとなめたりしたい気持ちもありますが…健康のためほどほどにしましょう。
タブレット状でとても気軽に使えるので、アイデア次第でいろんな料理に応用できそうですね。
夢が広がりまくりの調査隊員Kからお伝えしました〜!