固形燃料を使って目の前で調理するのが遊び感覚で楽しいアレ。自宅にあったら普段の食事でも旅館気分になれて楽しいのになぁ〜。
…と思ったら販売されていました。
ミニかまど「プチクック ふっ素加工釜飯コンロ付セット」!
1合炊きの釜(かま)に、固形燃料を入れる台が付いたセット。まあ、よく見るアレですね。
固形燃料は付属しないので別途購入する必要があります。
固形燃料!
こちらもおなじみの水色のヤツ。コレを自宅で使う日がやって来ようとは…。
ちなみに、固形燃料にはいくつかサイズがあるのですが、1合炊きの釜でお米を炊くには「30g」のものが最適らしいです。ネットでは20個入りのパックから販売されていますが、1個15円程度なのでまとめて買っておくといいですよ。
それでは、さっそく釜飯を作ってみましょう!
普通に1合の米を入れて1合分のお水を入れます
30分程度、水を吸わせたほうが炊き上がりがいいそうなので、このまま放置!
それから、大さじ2杯程度のめんつゆと、とり肉、ニンジン、ゴボウなどの具をテキトーに切ってブチ込むだけ。
あとは固形燃料に火を付けて…
釜の下に入れるだけ!
けっこう、イキオイよく燃えるもんですね
火加減などする必要もなく(そもそも調節なんてできないけど)放置するだけでオッケーなんですが、はたしてこんなんでちゃんと炊けるのか!? 米を炊くときは「はじめチョロチョロ中パッパ」とかいわれてたのに…!
固形燃料は30分程度で燃え尽きて、そこから10分くらい蒸らします。
もう釜飯のいい香りが漂っていますが…。
パカッ
ちゃんと炊き込みごはんになってる! 釜での炊飯ならではの「おこげ」もできていますね
めんつゆと一緒に炊き込んだお米が香ばしくて、ビックリするくらい簡単&おいしい!
ンマーイ!
リアルに釜&火で炊いた釜飯、サイコーです。旅館でしか食べたことのなかったこれが家で作れるなんて、気分もサイコーです。
予想以上に簡単においしい釜飯を作ることができましたが、もっと普段使いするために白米も炊いてみましょう!
先ほどと同じように1合のお米を30分程度、水につけてから、具を入れずにそのまま炊くだけ!
あとは固形燃料が燃え尽きるまで待つだけ!
どうかな…?
おおーっ! お米が立ってる!(…どういう状態が「立ってる」のかよくわからないけど)
こちらも「おこげ」ができています
さて、肝心の味は…?
水加減にもよるのかもしれませんが、ふっくらと炊き上がっていながらも、お米の一粒一粒がしっかりと感じられる絶妙な柔らかさ。おこげの風味もあいまってメチャクチャうまい!
少なくともウチの電気炊飯器で炊いたのよりもおいしく感じます。
火を使うので、若干気を使う必要はありますが、基本的に放置するだけだから、電気炊飯器と手間も変わりません。
一人暮らしで、ごはんを1合だけ炊く…なんて人なら炊飯器よりアリかも。おいしくて、旅館気分にもひたれて、わびしい一人暮らしの食卓も「粋な一人旅」感覚に!? これはまじでオススメです。
旅館気分になれるだけでなく、調理器具としてもなかなか優秀だった「ミニかまど」ですが、この形を見ていると、あの駅弁を思い出しちゃうんですよね。
おぎのやの「峠の釜めし」!
「何かに使えるはず」と思いつつも、まったく使うことのないままキッチンの片隅に放置されているケースが多い容器ですが、コレ、サイズ的にこの台にハマるんじゃ…。
コレに合わせて作ったんじゃないかと思うくらいピッタリ!
だったら、「峠の釜めし」の容器でも同じように米を炊けるんじゃないでしょうか?
先ほどと同じ手順で米を炊いてみます
どうかな…?
うん、ちゃんと炊けてますね
素材が違うせいか、おこげが多めになっていますが、おこげ感多めなごはんが好きな人ならアリじゃないでしょうか。
まあ、金属製の釜がセットでついてくるのに、わざわざ駅弁の容器を使う必要性は感じませんが…。
とにかく、ミニかまどを自宅に取り入れてみるのはめちゃくちゃおすすめなので、この春一人暮らしを始めたけどまだ炊飯器を買ってないという人は、こちらでもいいんじゃないでしょうか?
ちなみに、食卓の上で火を使って、こげ跡とか付いちゃわないか若干心配だったんですが、大丈夫そうですね(吹きこぼれた汁が飛び散ってますけど)