野菜の皮むきに重宝するピーラー。
包丁みたいに指を切る心配も少なく、カンタンに使えるから料理の時短にも役立ちます。
しかし、ピーラーではうまく皮がむけない野菜も……。その代表格が「じゃがいも」でしょう。
硬くて小さくて丸くてゴツゴツしてて芽まであるので、なかなかうまくむけません。
いつも使っている普通のピーラーだと
一応、むけないことはないけど、皮は細切れになるし、芽は残ったまま
包丁でむくのも難しいので、ピーラーで安全にむけるとうれしいんですが……。
……というわけで、「じゃがいも対応」とうたっている皮むきグッズを集めてみました
まずは1つずつカンタンにご紹介しましょう。
「ののじ ポテトピーラー」
「ついに出たッ!」とまで書かれていたら期待せずにはいられません
「ヴォストフ・シルバーポイント ポテトピーラー」
説明書もパッケージもなく、この状態のまま送られてきたのでいろいろと謎ですが、「ポテトピーラー」というからにはじゃがいも対応なんでしょう。
おそらくこの部分で芽を取るんだと思います
皮むきグローブ「ムッキー」
一時期、テレビの通販番組でよく見かけた、野菜の皮をむける手袋。
このデコボコで皮を削り取る感じですね
これらの皮むきグッズに、普通のピーラーと包丁を加え、どれが一番じゃがいもの皮をむきやすいのか検証してみました。
まずは普通のピーラー
約59秒で皮むき完了
ただ、芽が取れていないので、ここから包丁などを使って芽を取る必要があります。
芽を取るのは包丁で
はい、約1分30秒で終了
続いて包丁
約36秒で皮むき完了
じゃがいもの皮をむくの、苦手だと思ってたけど、意外と早い! ……まあ、自炊暦20年くらいあるもんな。
このタイムは、包丁の熟練度によって大きく変わってくることでしょう。
芽も取って、約1分9秒!
続いて「ヴォストフ・シルバーポイント ポテトピーラー」
皮をむくのは普通のピーラーと同じ感覚ですね
はい、約56秒
さらにコレなら包丁ナシで芽も取れる!
芽まで取ると1分46秒
芽を取るための機能の付いたピーラーですが、肝心の「芽を取る」作業がやりづらい!
そこで手間取り、時間がかかってしまいました。
続いて「ムッキー」
両手をこすり合わせるようにグリグリやると……
皮がむけた!
削り取られた皮がこびりついていて汚いので、洗いましょうね。
約49秒! 早ッ!
手袋でこんなにカンタンに皮がむけちゃうとは。なんちゅう便利グッズなんや……! ただ、やっぱり芽までは取れないですね。
デコボコで皮を削り取るような感じなので、じゃがいもの表面もデコボコに。調理しちゃえば気にならないレベルではありますが。
当然、芽までは取れないので包丁で取ります
約1分26秒で完了!
思ったよりも手早く、カンタンにむけましたが、1個むくだけで手袋が皮のカスでビッシリになってしまうため、イチイチ洗わなくてはならないのが若干面倒です。
最後は「ののじ ポテトピーラー」
芽を取る専用のアイテムが別途ついてきます
ピーラー部分は、弾力性のある湾曲したギザギザ刃が、じゃがいも表面にフィットしてカンタンに皮をむけるようです。
さあ、どうかな?
おおっ、じゃがいもの面に沿って皮がスルスルむける!
約39秒! これは早いぞ
さらに芽は、このピンセットみたいな形のアイテムを押しつけて、グッと閉じると……
おっ、取れた!
そんなこんなで1分22秒
皮は本当にカンタンにスルスルむけたけど、芽を取るのに手間取って、そこそこ時間がかかってしまいました。
結果発表!
芽までふくめて約1分9秒でむけた包丁が一番早いということになりました。ただ、包丁は使う人のスキルに大きく左右されるし、指を切っちゃう危険性も高い。
そういう意味では「ののじ ポテトピーラー」が一番安心して、スムーズにむくことができました。
包丁と比べても皮が薄くむけるので無駄がない!
ちなみに「ののじポテトピーラー」ですが、「ポテト」といいつつ、にんじんなどほかの野菜に使っても、かなりスルスルと皮をむくことができました。
表面が丸っこい野菜にはオススメです!