メチャクチャおいしいトーストが焼けるということで話題になった「バルミューダ ザ トースター」。
その秘密は、水を入れて蒸気とともに焼き上げることにありました。
バルミューダで焼いたトーストは、感動レベルのおいしさだと評判で、ずっと気になってはいたんですが、2万円以上する高級トースター……なかなか手は出しづらいですよね。
しかし、もっと安価にバルミューダのようなおいしいトーストが焼ける(かもしれない)グッズが!
「トーストスチーマー」!
中身は食パンの形をした陶器です
これをトースターに入れてパンと一緒に焼くだけで、トーストがメチャクチャおいしくなるということなんですが……? どういうことなんでしょう。
……というわけで、バルミューダと、一般的なトースターの2台を用意しました
「トーストスチーマー」を使う・使わないで、どの程度味が変わるものなのか? そして、バルミューダにどのくらい迫っているのか検証してみたいと思います。
まずは普通のトースターで普通に焼いたトーストの味見から
うん、こんがりと焼けています
ま、当たり前ですが、いつも食べているトーストの味。これでも十分おいしいですよ。
「トーストスチーマー」を入れることで、どのくらい変化が表れるのか……?
まずは「トーストスチーマー」を約20秒間水に浸します
水から取り出すと……
表面がスッと乾いた感じに。ものすごく吸水力が高い素材なんでしょう
あとは、パンと一緒にトースターに入れて焼くだけ
水をたっぷり吸収した「トーストスチーマー」を一緒に焼くことで蒸気を発生させ、バルミューダと同じような焼き加減を再現してくれる(かもしれない)グッズなんです。
比較のため、同時にバルミューダのほうも焼いていきますよ
焼き時間は約3分30秒
見た目はあまり変わりないですが、問題は味! まずはバルミューダで焼いたトーストを試食。
う……うまー!!
実はバルミューダで焼いたトーストを初めて食べたんですが、さっきの普通に焼いたトーストと比べると、同じ食パンとは思えない食感! “外はカリッ、中はふんわり”とはまさにこのこと。こりゃあ確かに、多少高くても買っちゃいたくなる気持ちもわかります。
いっぽう、普通のトースターで「トーストスチーマー」を使用して焼いたトーストは……?
うまー!
正直、眉唾モノなグッズかと思ってましたが……。こんな単純な仕組みなのに、効果てきめん。外はサクッ、中がフワフワのトーストに。
これと比べると、普通に焼いたトーストは、ただ単に水分がなくなってパサパサになっているだけですね。いつも食べているトーストが、途端に色褪せてしまいます。
バルミューダで焼いたトーストと比べると、若干、内側の水分が足りない感じもありますが……、ほとんど遜色のないレベル!
2万円以上する高級トースターの味に1,000円ちょいのグッズで迫れてしまうなんて。もう、これでいいじゃん!
素のトーストでは、バルミューダとなかなかいい勝負をしていた「トーストスチーマー」。
しかしバルミューダのほうも、もちろんムダに高いわけではありません。バルミューダはコンピューターによる温度制御がなされていて、「チーズトーストモード」「クロワッサンモード」など、いくつか専用のモードを搭載していますが、「トーストスチーマー」では当然ながら、そういう細かい焼き分けはできません。
ということでチーズトーストを焼いてみると
見た目は例のごとくあまり変わりありませんが……
「トーストスチーマー」を使って焼いたチーズトーストも、まあ普通においしいんですが、バルミューダのほうは別格!
「チーズトーストモード」という専用のモードが搭載されているだけあって、細かく温度調節しながら焼いているようで、チーズの焦げ感が絶妙。サクフワとろーりに加え、焦げたチーズの香ばしさもあり、確かに感動モノ!
さすがに「トーストスチーマー」も、具を乗せた特殊なトーストへの効果は限定的でしたが、日常的に食べる素のトーストに対しては絶大な効果を発揮してくれそうです。バルミューダを買う勇気はないけど、おいしいトーストが食べたい……という方は、手軽に朝食をグレードアップする方法として試してみてはいかがでしょうか?
パン好きなら試してみる価値アリ!