SNS映え間違いなし!

クラブでパーリナイ↑してる風の写真を、たった1人で(部屋で)撮る方法

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クラブ最高〜〜!!
今までクラブって「イケてる人」が行く怖い場所だと思っていたんだけど、めちゃくちゃ楽しい! 偏見を持つのはやっぱりよくない!! マジ卍〜

……

はい。ごめんなさい。うそです。クラブなんて怖くて行けません。あとなんか最近の若者は盛り上がると卍(まんじ)って言うらしいです。「卍」って使ってみたかっただけです。

じゃあさっきの写真は何だったのか? というと、実はすべて実家の部屋で撮っている。なぜそんなむなしい写真を撮ろうとしたかって? SNSにアップしたいからだ。

SNSに写真を上げて「クラブ最高! マジ卍〜」とか言ってみたい。憧れのひと言だ。だけれどクラブに行って写真を撮る勇気は僕にはない。そしたら家で撮るしかないのである(極論)。

家でクラブ風の写真を撮るための5つのメソッド

まず「クラブっぽさ」とは何かを考えてみたところ、この5つが思い浮かんだ。

これらを1つずつ具現化していくことによって、「家の中なのにあたかもクラブにいる感じの写真」を実現できるはず。

この汚い部屋が今日のダンスフロアとなる(予定)

この汚い部屋が今日のダンスフロアとなる(予定)

僕の実家は神奈川県の端っこにある田舎で、おじいちゃんが農家をやっていたため、ムダに家がでかい。部屋数も多いため、今回は実家のあまり使われていない場所を使うことにした(ほかの部屋は汚すぎて、この部屋はまだマシなレベル)。

メソッド1:照明とスモークで空間にそれっぽさを出す

まずは空間をなんとかしよう。イメージその1「真っ暗闇の中で煙と光がすごい」を実現する。

何はともあれクラブといえば、真っ暗闇、そして光と煙だ。これらがないとクラブと言えないだろう。牛肉抜きの牛丼のようなものだ。

まずはやはりライトが必要だということで、ミラーボール代わりになりそうなものを購入した。どのくらい発光するのか不安だったため2つ買っておいた。どちらも2,000〜3,000円で買えるかなりお手頃なもので、どのくらい光るのかが心配だった。

ということでスイッチON…!

予想以上にパーリナイ!!
思っていたよりも一気にクラブの雰囲気に近づいた。どちらのライトも数パターンの動きがあり、見ているだけでも楽しい。実家の汚い部屋を見たときはクラブからもっとも遠い場所だと思っていたが、なんだかいけるような気がしてきた。

光は大丈夫そうだったので、次は煙を吐き出すスモークマシンを買ってみた。

こちらが購入したスモークマシン。フォグリキッドという液体を入れることによって煙が出る仕組み。演劇の舞台などでもこういった機械は使われることがあるらしい。

ということで、これもスイッチON…!

「すごい!」と感動するよりも、部屋が一瞬で煙に覆われて焦った。深夜に試していたので、窓から煙が出ていき火事と勘違いされて通報されないか心配…。「クラブに行った写真を撮りたくて煙をたいていました」とか言い訳しても意味がわからなすぎる。そんなことを言っている人がいたらとりあえずよくわからないけど警察に連れていくだろう。

光と煙の両方を組み合わせてみると一気にクラブっぽい雰囲気に近づいた。最初の何もない汚いだけの部屋とは誰も思わないだろう。この写真だけでもクラブだと騙(だま)される人はいるかもしれない。

部屋は用意できたので、今度は自分自身を変える番だ。僕はクラブというよりかは囲碁・将棋クラブにいそうな見た目なので、服装を変えていきたいと思う。

メソッド2:服はVネックの白。サングラスは必須

部屋は光と煙でなんとなくなりそうなので、次は服装を変えることにした。

僕の中でクラブに行っている人の服装の三種の神器は「Vネックの白Tシャツ」「サングラス」「帽子」の3つだ。これさえ身に着けていればパリピ(パーティーピーポー)っぽい雰囲気が出せるイメージがある。サングラスと帽子をかぶれば顔面の半分くらいを隠せるので、僕のようなクラブとは縁がなさそうな顔でもごまかせるはずだ。

どうだろうか?

どうだろうか?

せっかくなのでイケてる人がやっている「舌を出してアロハポーズ」をやってみた(実際にイケている人がやっているかどうかは知らない)。ただこの先の僕の人生でこのポーズは2度とやらないとは思う。なぜなら写真を見てムカついたから。

僕的にはかなりクラブにいる人に近づいたように思えたが、友人にこの写真を見せたところ「海釣りの人」「台風の日に調子にのってアホなことやる人」と言われた。友人は僕のこと嫌いなんじゃないだろうかと疑っている。

ちなみに帽子をとっていつもの眼鏡に変えると、急にしょぼくれた感じになってしまった。やはりサングラスの威力は絶大だ。

さらにもう1つクラブっぽいアイテムとして、「LEDサングラス」を購入してみた。これもパリピがよくかけている印象がある。どこに売っているんだろうと思ったが、探してみるとネットやドン・キホーテなどでけっこう見つかった。

だいぶクラブっぽい写真に近づいてきた! LEDサングラスはすごい威力だ。LEDサングラスをかけてみて思ったのは、「暗闇に光るものがある」とクラブっぽく見えるかもしれない。暗闇に光があればそこはいつでもそこはダンスフロアなのだ。

ただこれだと暗すぎて服装もどういったものか判断できないので、もう少しだけ明るくして写真を撮る工夫をしてみた。

どうだろうか? もうクラブにいるといってもいいレベルなのではないだろうか?
「光」「煙」「暗闇」「服装」を揃えることによって、一気に僕の実家は欲望うずまくパーティー会場へと変貌した。煙にライトが当たり、夜の世界観を出している。よく見ると、右上に家の柱が見えるが、言われなければなかなか気づかないレベルだと思う。

ただ、まったく同じポーズで明かりをつけてみると一気にむなしさが出てくる。いかに暗闇が大事かということがわかると思う。実際のクラブも同じなのかもしれない。暗いからいいのである。現実を見なくていい世界がそこにあるからこそ、人々はクラブを求めるのかもしれない…。

写真の失敗パターンとして、明るすぎるとカーテンやタンスが丸見えになるので目的がまったくわからないものになってしまう。成人男性が1人ではしゃいでいるだけの写真だ。これほど寂しいことはない。親が見たら泣きそうだ。

家っぽさをなくした写真を撮るのに、角度や明かりなどを調整するのがなかなか難しい。しかし、うまく撮れたときは妙な高揚感がありなんだか興奮した…怖いと思っていたクラブも楽しめるかもしれないと思えてきた。

メソッド3:人がたくさんいる感じを演出する

クラブといえばやはり人との「出会い」だ。1人で踊っていてもそれはクラブではない。ただのダンスレッスンスタジオだ。クラブはとにかく人が多くて混雑してなければいけない。

今までの写真だと僕1人しか写っていないので、誰かに写真を見せたときに「なんでほかの人は写ってないの?」と疑われる可能性がある。なので人がたくさんいることをアピールする写真が必要なのだ。

どうだろうか? クラブに大勢いるような写真に見えると思うが、もちろんこれらも部屋で1人で撮影している。

答えはこうだ。

フィギュアを買ってきて並べているだけである。工夫した点として、ライトをフィギュアのうしろから当てて壁に影を作るようにした。そうすることによって、より人が多くいるように見せかけている。

そのまま撮ってしまうとフィギュア感がものすごく出てしまうので、写真をボケさせるのも重要。「クラブだったから手ブレがひどくて、うまくピントが合わなかった」と言えばだいたいごまかせると思う。そこで、「うそだ! これはフィギュアだ!!」と指摘してきたら、そいつは多分コナンか金田一のどちらかの名探偵に違いない。

ちなみに明かりをつけた現実がこちらである。クラブという言葉からもっとも遠い人物なんじゃないだろうかと自分でも思う。「クラブでカツアゲされる人」役だったらピッタリかもしれない。

余談だけど、フィギュアは3体買っていずれも280円だった。『けいおん!』というアニメのフィギュアなのだけれど、一時代を築いたものでも時間がたつとこんなに値が下がるのかと驚いた。「盛者必衰の理をあらわす」とはこのことである。少しさみしい気持ちになった。

メソッド4:小物でそれっぽさを出す

やはり今は「インスタ映え」の時代だ。いかにいい写真が撮れるのかが大事である。それはおそらくクラブにおいても例外ではないだろう。

まず、クラブといえばお酒なので、お酒をいい感じに撮ってみた。

これ実に簡単である。透明なビンに光が照らされるので、あまり工夫をしなくてもそれらしい写真が撮れる。学習机についている引き出しの上に置いてやっているが、バーカウンターのようにも見える。光と暗闇のマジックだ。

あと僕の中では、あちこちにかわいいバルーンが置かれているイメージがある。実際にあるかどうかは知らないが、それらの前で写真を撮っているカワイイ女の子たちの姿が映像として浮かんでくるのである。

残念ながらカワイイ女の子ではないけど、こういうイメージです

残念ながらカワイイ女の子ではないけど、こういうイメージです

暗くしてみると一気にクラブの雰囲気になる。ビニール製で色も金や銀などなので、光に反射してキレイだ。こういった風船が暗闇でも使用される理由が写真を撮ってみて初めてわかった。たしかにインスタ映えしそうだ。

メソッド5:上から何かを降らせるとよさそう(想像)

僕の中にある最後のイメージは、「上から何か落ちてくる」というもの。クラブの閉店時間の間際になると、紙吹雪や風船が天井から落ちてきて、みんなでそれを触って大盛り上がり…という感じ(全部想像です)。

なので大量の風船を用意してみた。

しかしクラブに詳しい知人に話を聞いたところ、「クラブでは風船は落ちてこない」と言われた。深夜に1人でめちゃくちゃ風船を作ったあの苦労は何だったのだろうか…。

風船と同じように、紙吹雪やキラキラしたテープなど、とにかく上から何か降ってくるというイメージが僕にはあった。だから投げテープを利用してぐちゃぐちゃになっている写真も撮っておいた。

しかしこれも知人に言わせてみればあまりないことらしい。大きいイベントであれば、そういった上から何か降ってくるような演出もあるかもしれないが、普段のクラブは踊る場所なのでそういったことはしないという話だった。1つ学んだ。「クラブは上から何も降ってこない」ということだ。

クラブっぽい写真をSNSにあげてみた

ここまででだいぶクラブっぽい写真が撮れたので、客観的な評価ももらいたくなり、いよいよSNSにアップしてみることにした。

するとどうだ、クラブに行ったことのある知り合いも気持ちよく騙されてくれたではないか! 「部屋の中でクラブっぽい写真を撮る」という僕の目標は見事に達成できたといえるだろう。とにかく「暗さ」と「光」が重要なんだなと学んだ。

クラブには行ってないけど、僕がおじいちゃんになったときにこれらの写真を見て「ああ、若いときは楽しかったなぁ」と、未来の自分を騙せたらいいなと思う。言葉の使い方間違っているけれど、タイムパラドックスの話みたいでステキじゃないですか(俗に現実逃避ともいうのだけれど)?

ただ、いい写真が撮れたのはよかったのだが、すべて終わったのが深夜3時で「今からこれの片付けをするのか」と絶望しました。

megaya

megaya

大学中退→ニート→ママチャリ日本一周→webプログラマという経歴で、趣味でブログをやっていたら「おもしろ記事大賞」で賞をいただき、記事をかくようになりました。デイリーポータルZ、それどこ(楽天)など。

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2017.11.21 更新
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