ハッピー・ハロウィーン!
日本でもすっかり定着しつつある、ハロウィンの季節がまたやって来ました!(コレ書いてるのは9月だけど)
ハロウィンといって思い浮かべるものは、コスプレ、ゾンビ、おばけ…そしてあのカボチャ!
コレね
あのカボチャって、イメージ写真や、作り物のオブジェではよく見かけますけど、本物のカボチャで作ったことがある人は、意外と少ないんじゃないでしょうか?
…というわけで今回は、あのハロウィン・カボチャ「ジャック・オー・ランタン」作りに挑戦してみましょう。
ジャック・オー・ランタンを作るためには、当然、あのオレンジでバカでっかいカボチャが必要になりますが…。
今回、一番苦労したのはこのカボチャを手に入れることでした(書いてるのがハロウィン時期前なので)。
ハロウィン近くなったら、「ペポカボチャ」「おもちゃカボチャ」という名前で、食品売り場ではなく、観賞用植物のお店などで取り扱われているようなので、探してみてください! なぜ食品売り場じゃないかというと、コレ、食用じゃないらしいです。
あのカボチャさえ手に入れちゃえば、あとはナイフとスプーンなどで、スタンダードなジャック・オー・ランタンは比較的カンタンに作れるのですが、今回は専用の道具を使用して、もうちょっと難しいものを作ってみたいと思います。
ときどき見かけますよね、透かし彫りのジャック・オー・ランタン
透かし彫りのジャック・オー・ランタンを作るのに必要になってくるのがこちらの道具!
カービングセット
本気で使いこなせば、こんなスゴイ作品が作れるらしいんですが…
いや、どう考えてもこれは道具うんぬんじゃなくて、彫刻のセンス&スキルの問題だよなぁー。
まあ、とりあえず作っていきましょう
カボチャに直接、マジックなどで絵柄の下描き
そして、ロウソクを入れる空間を作るため、中身をくり抜きます。まずはナイフや包丁でてっぺんに丸く切り込みを入れて…
あとでまたかぶせるので、フタが落っこちないように、角度をつけてくり抜くといいようです
はい、取れたー
この幅広いヤツ&スプーンやおたまなどで中身をガンガンくり抜いていきます
ちょっともったいない気もしますが、アメリカでもこのカボチャは食用ではなく、家畜のエサや肥料にしているそうなので、中身は捨てる!
だいたいくり抜けましたね
絵柄の裏側を多めにくり抜いて、薄くしておくと、あとでキレイに光が透けるみたいです
ここからはいよいよ、カービングセットをガンガン使って、絵柄を彫り進めていきます。
何本も入っているけど…彫る部分の細かさとかでテキトーに使い分ける感じでオッケーだと思います
ザクッ!
スジがあって、若干彫りにくい部分もありますが、木の彫刻などよりもはるかに柔らかいので、サクサク彫れて楽しい&気持ちイイ!
大量にカスが出るから、ゴミ袋などを敷いて、覚悟して作業しましょう!
絵柄のフチをキレイに彫るのが少々難しかったので、デザインナイフなどで線に沿って切れ目を入れてから彫ったほうがキレイできると思います
ほい、完成!
うん…なんとなーくみすぼらしく見えますが。
中にロウソクを入れると…
おっ、それっぽくなった!
ジャック・オー・ランタンは、やってみると意外とカンタンに作れて楽しかったです。透かし彫りじゃないスタンダードなやつならナイフとスプーンでできちゃうので、今年のハロウィンはコスプレして浮かれるばかりじゃなく、ジャック・オー・ランタン作りに挑戦するのもいいんじゃないかな!
ちなみに、ジャック・オー・ランタンになったカボチャは数日で腐っちゃうので、もったいないけど捨てましょう。
藤子・F・不二雄先生に憧れすぎているライター&イラストレーター。「デイリーポータルZ」「サイゾー」「エキサイトレビュー」他で連載中。