ではいよいよ、クイックボウルを使って調理をしてみましょう。今回は「鮭チャーハン」「インスタントラーメン」「ソーセージとブロッコリーのカレー煮込み」「カフェオレ蒸しケーキ」の4品にチャレンジしました。
※文中の加熱時間は600Wの場合です(レシピブックには500Wの場合の加熱時間も併記)
鮭チャーハン
まずは、レシピブックに掲載の「鮭チャーハン」から。材料は温かいごはん、鮭フレーク、長ねぎ、生卵などです。チャーハンは短時間で作れる料理の定番。簡単ではあるけれど、調理後のフライパンやレンジの手入れが意外と面倒ですよね。クイックボウルで作れば、混ぜる作業もボウルの中でできるので、後片付けも簡単です。
ボウルにゴマ油と卵を入れて溶きほぐし、塩コショウします
そこに温かいご飯、ねぎ、鮭フレークを入れ、そのままフタをして2分加熱
プラスチック製カバーは、電子レンジで加熱しても熱くなりにくいのでミトンがなくてもそのまま取り出せるのがうれしい
熱いうちにスプーンでボウルの底にある卵をほぐしながらよく混ぜたら、できあがり!
調理時間は約5分! 強火で炒めたものとは趣が異なり、チャーハンというより混ぜご飯といった味わいですが、使用する油も少なくて済むので、フライパンで作るよりもヘルシーです。鮭フレーク以外にも、鶏そぼろや焼きたらこなど、火を通さなくても食べられる具なら同様に作れそう。
インスタントラーメン
続いて、インスタントラーメンを作ってみます。やはり気になるのは、麺がおいしくゆでられるのかということ。さっそく試してみましょう。
ボウルにインスタントラーメンと規定量の水を入れ、6分間レンジで加熱します
その後、付属のスープの素を入れて軽く混ぜたら万能ねぎと生卵を加え、さらに1分10秒ほど加熱
付属の調味油やお好みでコショウを入れたらできあがり!
麺もしっかり茹で上がっていました。硬めの麺が好みなら、加熱時間を短くするといいかもしれません。ゆで時間3分の麺の場合、加熱時間だけで7分以上かかりますが、お湯を沸かす時間が不要。加熱中に野菜を刻むなどの準備ができるので、トータルの時間は鍋で調理するのと変わりません。何より、洗い物がボウルと箸だけなのがGood!
ソーセージとブロッコリーのカレー煮込み
つづいて、付属のレシピに少しだけアレンジを加えて、「ソーセージとブロッコリーのカレー煮込み」にチャレンジ。カレールーは溶けやすいフレークタイプを使いますが、煮込み料理も単時間でおいしく作れるのでしょうか?
ブロッコリー、ソーセージ、えのきと水を入れてフタをし、3分20秒加熱
カレールーを入れて軽く混ぜ、ルーが溶けたら1分30秒加熱しましょう
塩・コショウで味を調えたら完成!
具材に冷凍えのきを使用したせいか、思ったより水分が多くなってしまいましたが、味は問題ナシ! 野菜をたっぷり食べられる煮込み料理が簡単に作れるのはうれしいですね。
カフェオレ蒸しケーキ
最後は、レシピブックに掲載されている「カフェオレ蒸しケーキ」を作ります。通常ケーキを作るとなると、ボウルに焼き型にと準備が大変ですが、クイックボウルなら、すべて1つで補えます。
牛乳、インスタントコーヒー、卵、砂糖、サラダ油、ホットケーキミックスで作った生地に砕いた板チョコを乗せ、レンジで加熱します
3分の加熱で、あっという間に蒸しケーキのできあがり! ややしっかりとした食感に仕上がったので、よりふんわり仕上げたい場合は卵を2つにするといいかもしれません
生地の味やトッピングを変えて、いろいろなアレンジ蒸しケーキを作ってみるのも楽しそうですね。
クイックボウルは、1つで簡単に調理ができる点はもちろん、洗い物が最小限で済むのがうれしかったです。「料理は好きだけど、後片付けが嫌い」と言う人は多いですが、そんな人でも楽しんで料理ができそう。1人暮らしで仕事も忙しく、外食ばかりになってしまうという方にもぜひ使っていただきたいです。クイックボウルで作る料理は、通常の調理よりも油控えめでヘルシーに調理できるものが多いので、遅く帰ってきた日の夕飯にはぴったりではないでしょうか。
また、クイックボウルは「調理器でもあり食器でもある」という点がユニーク。調理にこだわらず、保存容器として、冷めたご飯や料理を温める容器として、料理を盛り付ける器として、食生活の様々なシーンで活躍してくれそうです。
結論
調理も食事も保存も温めもこなす、超スグレモノ
“クイックボウル”は一家に一台の必需品!