レビュー

火力調節不要&炊き上がりをお知らせ! “透明フタのご飯釜”で土鍋デビュー

普通の土鍋で炊いてみた

初挑戦の土鍋炊きだったにも関わらず「GN-150B」での炊飯が想像以上に簡単だったため、もしかすると一般的な土鍋でもそれほど手間取らずに炊けるかも! と思い、チャレンジしてみた。

「GN-150B」と同じ手順で準備して、炊飯スタート

“中火で加熱して沸騰したら弱火にする”と注意していたのに、ちょっと目を離した隙に噴きこぼれてしまい大慌て! 弱火にして15分加熱を続けるのだが、中が見えないので、どんな状態になっているのかわからない

火を止めてから15分蒸らし、完成したごはん。途中、噴きこぼれたものの、炊き上がりは上々だ

おこげもでき、初めてとは思えない出来栄え(自画自賛)。しかし、火加減調節や加熱時間のチェックなど、気を抜けない緊張感が最初から最後まであった

ごはんを取り出した後の様子。おこげができたため、鍋にも焦げ付きが。新品だったが、洗っても焦げた部分は茶色くなってしまった

土鍋愛用者にも炊いてもらった

「GN-150B」の使い勝手と味わいは土鍋初体験の筆者には大満足だったが、土鍋愛用者の評価はどうだろう。そこで、毎日土鍋でごはんを炊いているという価格.comマガジン編集部員にも使ってもらい、感想を聞いてみた。

「炊き上がりの合図音が思ったよりも小さかったので“これが合図?”と不安になりましたが、一度把握すれば“あるほうが便利”だと思いました。私が普段使っている土鍋も火加減調節は不要なものですが、「GN-150B」は透明のフタから中の様子が見えるのがいいですね。炊き上がったごはんも、ふっくらとしてすごくおいしい!」

白米以外の炊飯もできる

「GN-150B」は白米を炊くだけでなく、おかゆや炊き込みごはん、リゾット、ピラフなども作ることができる。

炊き込みごはん

白米を炊く時と同じように洗米し、調味料を入れた水に30分浸す。その後、具材を鍋に投入して火にかければOKだ。

炊き上がり後、約15分蒸らす時間を含めると約25分で完成(浸水時間は別途必要)。加熱時間が短いのでニンジンに火がとおるかを心配していたが、柔らかさも味の染み込みもバッチリだ

リゾット

洗米して水切りした米を、水とカットトマト缶の汁を入れた鍋に入れて具材・調味料と一緒に炊飯。炊き上がったら、約15分蒸らすという工程はリゾットでも行う。

リゾットも、炊飯にかかる時間は同じ。米粒がや柔らかくなり過ぎず、粒感がしっかり残っており、かなり美味。あまりにおいしくて、夜中3時だというのに完食してしまった

玄米
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玄米を炊く際は米袋に記載されている炊き方に順ずると取扱説明書に記されていたが、筆者所有の玄米には炊き方が載っておらず。浸水に時間が必要という知識はあったので、浸水時間を12時間にして、その他の工程は白米と同じ要領で炊いてみた。

白米と比べると泡立ちが少なく、中の様子が見えていても炊けたタイミングがわかりにくい。慣れれば難しいことではないかもしれないが、初心者としては不安だった。これまでの炊き方同様に中火で約10分、火を止めて約15分蒸らしてみたところ、少し硬い炊き上がりに。底のほうに水が残った状態だったので、やはり玄米に適した炊き方をしないとダメなようだ

まとめ

炊飯器しか使ったことがなかったので土鍋というだけでかなり身構えていたのだが、「GN-150B」の簡単さに拍子抜けしてしまった。火を止めるなどの作業は生じるが、炊き上がるまでの時間が10分程度なので待つのも苦痛ではない。なにより、炊飯中に火力調節をしなくていいのはラク。フタから中の様子を見たり、ホイッスルの音を頼りに炊き上がりを確認できる機構も便利だ。炊き上がったごはんの艶・膨らみ・食感・味わいにも不満はなく、複数回チャレンジしてみたが安定したごはんが出来たことも高評価しておきたい。必要最小限の手間で、満足度の高いごはんが炊ける土鍋と言えるだろう。また、1合専用となっているため、コンパクトなのもポイント。ひとり暮らしのシンクは狭いことも多いので、大きな土鍋は扱いにくい。その点、「GN-150B」は小さいので洗うのも収納も手軽。初めて土鍋を使う人はもちろん、ひとり暮らしの人にもうってつけだ。

中村真由美(編集部)
Writer / Editor
中村真由美(編集部)
モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。気づけば15年以上、生活家電の情報を追い、さまざまな製品に触れています。
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