先日、今まで使っていた波刃のナイフの切れ味が悪くなったこともあり、貝印株式会社の「ウェーブカット&波刃が研げるシャープナー」という商品を購入いたしました。「ウェーブカット」は、くずれやすいサンドイッチや巻きずしから、かぼちゃやバゲットのような硬い表面のものまでスムーズに切れるよう、複数の刃の形状を取り入れた貝印オリジナルのマルチナイフ。実際に使ってみるとその切れ味に大満足の筆者ですが、筆者があえてこの商品を購入したのにはわけがあります。実は筆者がとても気になっていたのは、もうひとつの「波刃が研げるシャープナー」のほう。
今回はナイフとシャープナーをセットで購入
こちらのナイフもかなりの切れ味ですが、今回はシャープナーのご紹介です
波刃のナイフはいろんな用途で使えて、切れ味もよいのですが、刃物の常として使い込んでいくとだんだん切れ味が悪くなります。通常のナイフであれば、シャープナーを使えば切れ味がすぐに復活しますが、波刃を自宅で研いで切れ味を復活させるのは至難の業。しかし、「波刃が研げるシャープナー」では独自構造を採用し、刃の形状に合わせて砥石(といし)の位置調整を自動的に行うことで、素人でも波刃をスムーズに研ぐことができるのです。
使い方は従来のシャープナー同様です。もちろん、「ウェーブカット」専用というわけではありません
裏面にはすべり止めが貼られています
隙間から見える白い丸型のセラミックボールとV字状に組んだセラミック棒。独特の形状をした2種類の砥石がポイント
2種類の砥石はサスペンションで支えられており、波刃の形状に合わせてこれらの砥石が自在に動くわけです
もちろん波刃以外の一般的なナイフや包丁も問題なく研げますよ
今回は新品の波刃のナイフなので、切れ味がどの程度復活するのかはチェックできませんでしたが、自宅でどうしようもなかった波刃のナイフでも砥げるのは、“すばらしい”のひと言。非常によく考えられた製品だと感服いたしました。もちろん通常の包丁やナイフでも問題なく使えるので、自宅のシャープナーはこれ1つあれば十分かと思います。新しいナイフの切れ味に満足しつつも、以前使っていて切れ味が悪くなって捨ててしまった波刃のナイフのことを、いつまでも後悔する筆者でした。
主に東京の湾岸エリアに生息しているが、中国、タイ、インドネシアなどでの発見情報もあり、その実態は定かではない。仲間うちでは「おっちゃん」と呼ばれることも。