チーズフォンデュって、野菜をたくさん食べられてオシャレ感もあって、さらにちょっと温まるので冬の食卓にはいい感じなんですが、専用の鍋セットが必要だったり、固形燃料が必要だったり、家でやるにはちょっとハードルが高いんですよね。
でも今回見つけた「フォンデュブロック」があれば、電気鍋だから楽ですし、使うときもしまうときも場所をとりません。サイズは小さいですが、チーズフォンデュとしてなら3〜4人で食べても大丈夫ですよ。
見た目が調理器具っぽくないところもいい感じです。手軽にチーズフォンデュができるのはありがたい
フォンデュブロックはいたって簡単な作りになっていて、上部にヒーターがあり、そこにフッ素加工された鍋が設置できるようになっています。鍋の取り外しが簡単なので、お手入れもかなり楽になっています。付属品としては、4本の専用フォークが入っています。電源コードは1.5mなので、リビングで使う場合はちょっと長さが足りないかもしれません。別途延長コードを用意する必要がありますね。
本体です。上部の鍋は取り外せます
取り外すとこんな感じです。使用後は左の鍋だけを洗うので、手入れが楽です
専用フォークです。チーズフォンデュ食べるときによく見る形ですね
取説を見るかぎりでは、チーズフォンデュ以外にチョコフォンデュやバーニャカウダでも使えるみたいです。レシピと作り方も載っていたので、今回はそれにのって、王道のチーズフォンデュを作ってみたいと思います。
フォンデュブロックは、電源スイッチがオフ、ヒート、キープの3種類しかありません。ヒートは調理するときや溶かすとき、キープは保温、オフは電源を切るときに切り替えます。ヒート時は温度が65度になり、キープは45度になるとのことです。消費電力は20Wとパワーが低めなので、ゼロから調理するのには向いていません。
スイッチは3段階しかないので、わかりやすい。基本ヒートでオッケー
取説の調理方法でも、最初のチーズを溶かす段階は電子レンジを使うように指示されています。フォンデュブロックが温まるまでに時間がかかるので、調理開始と同時に電源を入れておきます。電子レンジでチーズを溶かしている間に、食材の切り分けもしておきましょう。今回はブロッコリーとソーセージとアスパラを用意しました。プチトマトもあったのですが、すっかり出すのを忘れてしまいました。
チーズと牛乳、小麦粉などを混ぜ合わせて、電子レンジで溶かし合わせます。ここでは専用の鍋を使うのではなく、ほかの電子レンジで使える皿に移し替えて混ぜ合わせます。
チーズがよく溶け、牛乳や小麦粉と混ぜ合わさったら、鍋に移し替えます。
十分温まったフォンデュブロックに鍋を装着すれば、準備オッケーです。
皿にチーズ、牛乳、小麦粉、コンソメを入れ、ラップでしっかりくるんで温めます
ちゃんと中まで溶けているか混ぜ合わせて確認します。溶けが足りないようでしたら、再度レンジにかけます
さていよいよフォンデュブロックに移して実際に食べてみました
チーズの種類がダメだったのか、溶かし具合が弱かったのか、糸をひくような感じではチーズが伸びませんでしたが、食材にチーズが絡んで、なんとなくチーズフォンデュっぽくなりました。まあ、お手軽具合から考えればこんなもんかと。やはりパワーは弱めなので、キープにすると温度が低い印象になるので、ヒートメインで使いました。食材自体もレンジで少し温めるなどしておいたほうがいいですね。
もうちょっとトロっとしたイメージでしたが、こんなものかも。味は普通においしかったです
本体にはフォークを置いておけるフォークレストがあります。ただ、収納時には電源コードをここに収納するので、フォーク置きにするときはしっかりとチーズを拭きとったほうがいいでしょう
片付けは基本的に鍋を洗って、本体に飛び散ったチーズを拭き取るだけなので、これまた手入れが簡単です。固形燃料を使うタイプのほうが雰囲気も出ますし、火力も高いのでいいかもしれませんが、いろいろ手間がかからず便利に使えるので、これはこれでアリだと思います。今度はチョコフォンデュにも挑戦してみようかな。
ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランス・ライターに。現在は、デジタル機器を中心にWebや雑誌、Mookなどで活躍中。近著に『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)。