「炊きたてのご飯」って本当においしいですよね。食べるたびに「日本人でよかった〜」としみじみしてしまいます。どんなに忙しくてさまざまなものをないがしろにしなくてはならないようなときでも、ご飯を食べる時間だけは大事にしたい。そんな、食べるの大好き調査隊員Kです。
さて、そんなワタクシですが、先日少し気になる商品を見つけたので手に取ってみました。それがこちらです。
しゃもじです。一見何の変哲もない、ある時期からスタンダードになった「お米のつきにくい突起つき」のしゃもじ。しかしパッケージには「極」の1文字や「お米のプロと開発した」など気になる言葉が乱舞しています。
「お米マイスター」と共同企画…いったい何者なんだ、お米マイスター
共同企画の「お米マイスター」は、日本米穀小売商業組合連合会が主宰する「お米に関する専門職経験がある人のみに受験資格がある、お米の博士号ともいえる資格」だそうです。つまり、あなたの近くに「お米マイスター」を名乗る人がいたら、その人は厳しい試験を経てお米の専門家を名乗ることを許された、選ばれしお米博士ということになりますね。
そんな人々と協力して生まれたこのしゃもじ。いったいなにが特別なんでしょうかね。
パッケージから取り出してみました
パッケージから取り出してみても、やっぱり一見しただけではただのしゃもじ。ただし、そこはかとなく「コイツできそう」感が漂う気はします。
普通のしゃもじよりちょっと細長い感じがしますね
炊きたてのご飯をおひつの底から混ぜやすいように、長めの作りになっています。
取っ手の形がちょっと特徴的でした。持ちやすくていい感じです
真ん中の小さな突起のおかげで、平置きしても先端が浮くようになっています
うん? 先端がちょっと…いや、かなり薄め?
ご飯にスッと入って粒がつぶれないように先端が極薄になっています。さらに、すくいやすく混ぜやすいようにスプーンのような形状になっていますね。
あとは、縦には長いものの横幅は普通のしゃもじよりスリムなので、お茶碗によそいやすそうに感じました。
というわけで、印象としては「細い、薄い、持ちやすい」といったところでしょうか。なかなかいい感じの予感がしますが、これだけで「極」を名乗るのはどうなんでしょうねえ。
と、ここまで見たところで、パッケージ裏のこんな説明文が目に入りました。
ほう、シャリ切りとな
炊きたてのご飯を「シャリ切り」という方法で軽く混ぜると、余分な水分がとんでそれはそれはおいしいご飯になるんだそうな。なるほどなるほど、この「極しゃもじ」は、理想の「シャリ切り」をするために進化したしゃもじというわけなんですね。
さてさてさっそくやってみましょう、シャリ切り。
ご飯は炊いておきましたぜ。ちなみに隊員Kはやわらかめが好きです
まずはしゃもじを十字に入れます。しゃもじの薄さがここで活躍
ご飯を底から返して、全体を切るようにほぐします。蒸気を飛ばすイメージで
余分な蒸気がとんだら、ふんわりと釜の中央に整えます
説明書きとおりにやってみました。特に大きな手間にも感じませんでしたが、これで本当にごはんがおいしくなっているんでしょうか?
お茶碗によそってアップで見てみました
おお…? 確かに、お料理番組で見るようなツヤツヤと立ったお米に見えますよ…?
念のため、我が家の古株しゃもじでよそった別の日のご飯と比べてみました。
普通のしゃもじでよそったときの写真。おお、結構違うかも?
古いしゃもじのほうでも、同じように「シャリ切り」を行ってみましたが、厚めのしゃもじが災いしてごはんが少しつぶれてしまっているようですね〜。
ごはんおいしい〜!
ん〜おいしい! まさかそんなに変わらないだろうと思っていましたが、食べてみると違いがわかってびっくりです。買ってよかったです極しゃもじ!
今どきしゃもじは100円でも買えてしまうような時代ですが、1回使ってなくなるようなものでもないですし、少し奮発して日々のご飯生活に潤いを与えてみてはいかがでしょうか!?
白米だいすき調査隊員Kでした〜!