「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界やインターネットで先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から、話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。
米Googleは、スマートディスプレイの第2世代モデルとなる「Nest Hub」を2021年3月16日に発表しました。「Googleアシスタント」を利用した音声操作のほか、情報を視認できるディスプレイを搭載することが特徴のスマートディスプレイの最新モデルです。
Googleのスマートディスプレイ第2世代モデル「Nest Hub」
第2世代モデルは、オリジナルから主要な機能を継承しつつも、カメラを取り払い、新たに、物体の動きを電磁波を介して把握するレーダー、「Soliレーダー」を搭載することにより、より細かな人間の動きをトラッキングできるようになりました。
これを活用した機能が睡眠トラッキングです。Soliレーダーからの情報に加えて、いびきや咳、呼吸など睡眠中のさまざまな動作を解析し、睡眠の質を分析、健康管理に役立てることができると言います。
ディスプレイサイズは7インチ。リビングではなく寝室に設置することを考慮し、カメラを搭載せずサイズもコンパクトです。スピーカーは40mmドライバーを搭載。低音の出力は初代「Nest Hub」から50%向上しています。
暗くなるとディスプレイが自動で輝度を調節し睡眠の導入にピッタリな音楽をかけてくれ、明るくなると輝度が上がり目覚めに適した音楽をかけてくれる、というような使い方ができるため、寝室に設置するスマートディスプレイとしては使い勝手が高そうです。
アメリカでの公式サイト販売価格は99.99ドル(約11,000円)。日本での発売に関しては公式にアナウンスされていませんが、初代「Nest Hub」含め「Nest」シリーズの多くは日本でも販売されているため、日本でも発売される可能性は十分あるでしょう。
ソース:Google
SIEは、2022年以降に発売を予定しているPS5向けVRシステムの続報として、新型VRコントローラーの詳細を公開しました。
PS5向けVRシステムのコントローラー
PS5向けVRシステム専用のコントローラーは、モーションコントローラー「PlayStation Move」と同様に手に握るタイプながらも、全体がオーブ状になりデザインが大きく変更されました。手を包みこむような形状の部分には、複数のセンサーが搭載されており、これらをヘッドセット本体でトラッキングします。
左右のコントローラーそれぞれに、PS5のコントローラー「DualSense」と同様にアクションに応じて抵抗力が変わるアダプティブトリガーを搭載。また、ゲーム内の細かな振動さえも指先に伝えるハプティックフィードバックにも対応しており、次世代VRシステムにふさわしい没入感を実現すると言います。
ソニーは2016年10月にPS4向けVRシステム「PlayStation VR」を発売しました。周囲360°を映像に包まれるという新しいゲーム体験は話題性に豊富で注目を集めましたが、発売から数年経過した今は、一部で愛好家はいるものの、一般ゲーマーにまでは浸透しなかったというのが実情でしょう。PS5の性能を存分に発揮するであろうPS5向けVRシステムは、初代を超える盛り上がりを見せてくれるのか、今後の展開に注目です。